ツアーで人気のヘッドと人気のシャフトが融合!?
テレサ・ルー、河本結が次々に手に取り、熱心にテストしているこのパター。その正体はストロークラボの最新モデル「ストロークラボTEN」だ。

スパ……ではなくてストロークラボTEN。フェース面のそばには「マイクロヒンジ☆インサート」という文字が見える
ストロークラボといえば、従来モデルよりもシャフトを軽くし、その分の重量をヘッドとグリップに配置することでストロークを改善することをウリとしたモデル。その軽量シャフトに人気が集まり、自分のエースパターに“リシャフト”する選手が続出。
シーズン初期には上田桃子がリシャフト後に即優勝。マスターズでタイガー・ウッズと優勝争いを繰り広げたフランチェスコ・モリナリが採用したあたりからブームが加速し、大山志保、小祝さくらら契約外の選手が使う姿も見られた。

テーラーメイドのスパイダーX(左)とオデッセイのストロークラボTEN(右)のヘッド形状がよく似ている
さて一方で、パターヘッドで人気だったのがテーラーメイドのスパイダーに、スパイダーXといったスパイダーシリーズ。その人気のヘッドとシャフトが合体した……というわけではないが、ストロークラボTENがスパイダーの形状に似ているのは偶然ではないだろう。

先週、最終日最終ホールのバーディパットを決めきれず、渋野日向子に勝利をゆずったテレサ・ルー。ストロークラボTENを熱心にテスト
キャロウェイといえば、ストロークラボと並んで転がりが良くなる「マイクロヒンジ・インサート」も人気だが、そのインサートはストロークラボTENにも搭載されている模様。しかも、どうやら過去作に改良が施された最新バージョンのようだ。

「打感が新感覚!」と好印象を持った様子の河本
「打感が今までと違う、新感覚。かなり良さそうです」とはテストした河本結の弁。ネック形状も複数あり、元祖(?)スパイダーに採用され、セルヒオ・ガルシアのマスターズ優勝の原動力ともなったショートスラントネックも当然の如くラインナップ。
ピンのアンサー型がどのメーカーも作る定番中の定番となったように、名器・スパイダーパターも「スパイダー型」というパターの大定番となっていくのかも。