トップ杯東海クラシックで今シーズン3勝目に期待がかかる石川遼。火曜日の練習日、レンジで球を打つ石川の腰には、謎の“棒”が装着されていた。これは一体なに!?

話題のコーチ、ジョージ・ガンカスのYouTubeでよく見る練習

スウィング練習時に足元に置いて正しい方向を向いているかをたしかめる「アライメントスティック」と思われるこの棒をベルトループに通した状態で、アイアンショットの練習を繰り返していたのだ。

画像: 「謎の棒」を腰につけて練習する石川遼

「謎の棒」を腰につけて練習する石川遼

現場で取材したプロゴルファー・中村修は言う。

「この練習は、マシュー・ウルフらを指導して結果を出し、世界的に話題になっているコーチ、ジョージ・ガンカスのYouTubeなどでよく見かけるドリル。彼は、体を止めて腕を返すのではなく、骨盤の運動量を増やす、要するに腰を大きく回すスウィングを提唱しています。腰に棒を差すことで、そのことが可視化され、意識しやすくなるんです」

左右への体重移動とフェースローテーションの多いスウィングから、フェースローテーションを抑えて体の回転で打つスウィングへ。石川遼の復活後のスウィングは、そのようにモデルチェンジした印象を受けるが、この練習もまさに体の回転主体で振るための練習のようだ。

「以前の石川選手は、インパクトで胸がボールを向き、腰はターゲットを向いているくらい上下の捻転差を作っていましたが、今では胸もややターゲット方向を向いた状態でインパクトしています。このドリルも非常に慣れた様子で、ショートアイアンから、もう少し長めのアイアンまで淀みなく練習していました。今週も調子が良さそうで、楽しみです。方向性も非常にいいですしね」(中村)

スウィングとそれを磨き上げるための練習法が噛み合い、実戦での結果も含めた好循環のサイクルが回り始めた印象の石川遼。渋野日向子が出場する日本女子オープン開催で大盛り上がりの三重県のお隣、愛知県で開催される男子ツアーも注目だ。

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