現在賞金女王レースを先導するのは1億2565万円を稼いでいるシン・ジエ。22試合に出場して3勝を挙げ、安定感は抜群。 元世界ランク1位で米女子ツアー賞金女王経験者ながら日本ツアーでの賞金女王経験はなく、今年こその期待がかかる。
本命シン・ジエを追う最有力候補が渋野日向子だ。シン・ジエと同じく国内3勝を挙げ(AIG全英女子オープンの優勝賞金は国内ツアーには加算されない)、現在1億1741万円を稼いでランク2位。
逆転賞金女王が期待されるが、今週は米女子ツアーに参戦することもあり、残り出場試合数は4試合になる見込み。それがどう影響するかがキーだ。
賞金ランク3位は抜群のショット力を誇るイ・ミニョン。トータルドライビング1位、ボールストライキング1位というショット力を総合的に測る指標はいずれも1位の攻撃力で、ここまでの賞金額は約9630万円。賞金女王を虎視眈々と狙う。
賞金ランク4位は一昨年のクイーン・鈴木愛で、賞金額は8748万円。十分に逆転可能な位置につけているが、怪我からの欠場あけでもあり、コンディション次第か。
その次につけるのが今季好調の穴井詩。8392万円を稼いで、賞金ランク5位。11月に32歳となるベテランだが、平均飛距離は堂々のツアーNO.1。賞金女王争いに名乗りを挙げている。
6位以下をざっと見ると、ペ・ソンウが約8133万円、上田桃子が7604万円、河本結が約7439万円、柏原明日架が約7337万円、小祝さくらが約7164万円という状況。
なかでも9月末の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でプロ初優勝を挙げ、直近の高額賞金大会「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」も勝って賞金3600万円を積み上げ、一気にトップ10入りしてきた柏原明日架は、いまもっとも波に乗っている選手として注目だ。
以上を踏まえて果たして誰が賞金女王となるか、ぜひ、ご意見を!