青木瀬令奈、吉田弓美子はいきなり今週から実戦投入予定
「今までと比べて打感が一番違うかなって思います。今までのゼクシオは高い音だったけど、新モデルは音がスマート。なんかプロっぽい感じです(笑)。あとは従来のゼクシオは反発して、球離れが早かったけど、ボールがフェースにくっついている感じがします」
そう答えてくれたのは、今日の練習ラウンドにエースドライバーのゼクシオ テンとゼクシオ11を持ち込み、比較しながらテストした新垣比菜。
今週の投入については「今までの(ゼクシオテン)が調子がいいので、今週使うかはまだわからないけど、18ホール回ってみて凄くいい感じです。明日次第かな」と好感触のようだ。
他にも青木瀬令奈、吉田弓美子、小橋絵利子、安田彩乃、菅沼菜々、東浩子、酒井美紀、脇元華がテスト。ゼクシオは2ラインナップ化しており、「ゼクシオイレブン」と「ゼクシオX」があるが、テストした女子プロは全員が「ゼクシオイレブン」を試していたようだ。
その中でも、今週投入すると話していたのは青木と吉田の2選手。
「打感は初速が早いっていうのは従来のゼクシオも反発がいいので普段から感じるところではあるんですけど、今までに比べたら、パーン!っていう反発じゃなくて、落ち着いた音がするかなって感触かな。一回フェースにくっついてから押してくれるような感触。反発~~!ではなくて圧がかかっているイメージが音にも出てるかなって感じますね。練習ラウンドでは使わずに本番行っちゃおっかな~って思っています(笑)」(青木)
と、青木も新垣同様に打感・打音の変化に言及。それは吉田にしても同じだった。
「今週使います!今までのゼクシオシリーズよりヘッドスピードが上がります。実際に測定しながら打っていたんですけど、本当に(ヘッドスピードが)1~2上がっていたのでびっくりしました!いい意味でゼクシオっぽくないんですよね、今までのゼクシオシリーズって球離れが早くて、それで飛ばしていたんです。新モデルはフェース面にボールが吸い付く感じで、優しく打ちたい方もずっとゴルフをやられてて操作をしたい方でも楽しんでいただけるクラブなんじゃないかなっていうのは打っていて凄く感じました」(吉田)
以上のように、別の場所で別々に聞いた3選手が3選手とも打感や打音について同じようなコメントをするというなかなか珍しい結果となった。どうやら今週が“デビュー戦”となりそうなゼクシオ11。変化したという打感と打音は選手たちのパフォーマンスを引き出すことができるのか、注目だ。
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