世界一有名なスプーン、といわれるクラブがある。それが、2016年の全英オープン王者ヘンリク・ステンソンが2011年から使い続けてきたキャロウェイの「ディアブロオクテインツアー」の3番ウッドだ。ティショットでドライバーを使わず3番ウッドを多用するスタイルで、メジャーの勲章までをも獲得。しかし、ついに“別れの日”がやってきたようだ。

現在は「エピックフラッシュ サブゼロ」をテスト(ただしシャフトは8年前のもの)

ヘンリク・ステンソンのツイッターに「安らかに眠れ、3ウッドよ」というコメントが滝のような涙の顔文字とともに投稿された。そのツイートで引用されたPGAツアー公式アカウントの情報によれば、「(ステンソンの3番ウッドは)フェースが陥没し、彼は最愛のクラブの引退を余儀なくされた」とある。

画像: ステンソンといえば3番ウッド。そしてステンソンの3番ウッドといえばディアブロオクテインツアー。9年間のご奉公の末、ついに“お別れのとき”を迎えた

ステンソンといえば3番ウッド。そしてステンソンの3番ウッドといえばディアブロオクテインツアー。9年間のご奉公の末、ついに“お別れのとき”を迎えた

海外メディアに対し、長年の相棒である3番ウッドに関し、ステンソンはこう語っている。

「優勝争いの真っただ中で、最終日最終ホールのティイングエリアにいると思ってほしい。そんなとき、2日前に選んだクラブを使いたいと思うか? 5000発打ったクラブがいいと思うはずだ」

フィル・ミケルソンとの歴史的死闘を繰り広げた2016年の全英オープンの最終日最終ホールで“5000発”をともにした3番ウッドを手にしたステンソンの言葉には、なんともいえない重みがある。

ステンソンは現在、新しくキャロウェイのエピックフラッシュ サブゼロの3番ウッドをテスト中のようだが、シャフトは長く使ったディアブロオクテインに差していた“青いシャフト(グラファロイ ブルー)”を差しているそうだ。

“アイスマン”は、新たな相棒を手にすることができるか……?

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