24時間ゴルフのことを考えている“ゴルフバカ”で、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオがレッスン記事で紹介されたドリルに挑戦! 今回は、週刊ゴルフダイジェストに掲載されていた「ロフトを立てながらインパクトする技を磨くドリル」だ。野村は理想のインパクトを手に入れることができるのか!

ゴルフバカの気づき。「うまく打てないドリルは続かない」

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕はありがたいことに、たまにお仕事絡みとかでプロコーチにちょっとスウィングを見てもらうことがあるのですが、だいたい言われることは同じで、フェースどん開きのアーリーリリース。

画像: ウェッジでショットする渋野日向子。ウェッジでのショットで、プロはロフトを立てながらインパクトし、スピンの効いた低弾道で攻めてくるケースが多い

ウェッジでショットする渋野日向子。ウェッジでのショットで、プロはロフトを立てながらインパクトし、スピンの効いた低弾道で攻めてくるケースが多い

これはもう何年も前から言われていて、自分ではいろいろと意識してはいるんだけど、なかなか治らない。そのおかげでスピン量が多くなって、結果的に飛距離もロスしてるってわけなんです。もっとロフトを立てて効率のいいインパクトをしたいんですよね。

で、10/22号の週刊ゴルフダイジェストを読んでいたら、そんな僕の悩みにピッタリの特集がありました。その特集の中で言われていることは、プロのサンドウェッジでのショットは低いってこと。

画像: ロフトを立てながらインパクトする技を磨くドリル。これは僕には響きます

ロフトを立てながらインパクトする技を磨くドリル。これは僕には響きます

サンドウェッジでのショットが低いということは、フェースにボールがくっついている時間が長いということで、それってハンドファーストでロフトを立てながらインパクトできてるってことなんですよ。ロフトを立てながら打てるということは、ドライバーでも飛距離の出る打ち方ができるということ。僕はこれがずっとやりたかったんですよ。その憧れのロフトを立てた打ち方をマスターするドリルを石井忍プロが3つ教えてくれているので、さっそくやってみました!

まずは「クロウグリップ打ち」。左手は普通にグリップして右手は添えるだけで軽くボールを打ちます。この打ち方だと右手が余計な動きをしてしまうとクラブの動きがバラバラになってしまうので、左手主導のスウィングができるようになるのだとか。

画像: パターではよく見ますがサンドウェッジでこれをやります

パターではよく見ますがサンドウェッジでこれをやります

実際にやってみると、確かに右手に力を入れず、あくまでも右手はクラブがふらつかないように添えてるだけのような感じで、左手主体で振ると振りやすい。手だけで振ってしまうと軌道が安定しないので、自然と体とクラブが同調して振れるようになってきます。

よく片手打ちのドリルとか良いって話を聞くのですが、あれって意外と難しくて、特に利き腕ではない左手でやるとなかなか上手く打てないんですよ。上手く打てないってことは続かないってことになるんですよね。でもこのクロウグリップ打ちならば、けっこう打てるので続けやすいような気がします。

画像: 左手主体で体と一体化したスウィングをする

左手主体で体と一体化したスウィングをする

僕は特に右手が強くて、ついつい右手主体でボールを打ちに行ってしまうので、このドリルはかなり効果的な気がします。多くのアマチュアは僕のように右手が強いと思うので、これはやってみると良いかもしれませんね。やっぱスウィングは左手でリードしてやるべきなんですね。

2つ目のドリルは「フェースを開いて閉じる練習」。これちょっと記事を読んだだけでは分かりにくかったです。フェースを開いて構えてインパクトで閉じていく動きをするのですが、その閉じていく動きというのが少し分かりにくかった。ただフェースを閉じるという動きではなく、左手首を手のひら側に折りながらフェースを閉じていくらしいんです。文字だけではイマイチよく分からなかったので、実際にクラブを握ってやってみるとなんとなく分かってきました。

腕をターンさせてフェースを閉じるのではなく、左手首を手のひら側に折ることでロフトが立ち、フェースも閉じるということなんじゃないかと思いました。たしかに左手首を手のひら側に少し折るという小さい動きだけでロフトが立つようになります。

これは実際に球を打つというよりも、この小さい動きだけを何度も繰り返すという練習が良いようです。慣れてくればハーフショットでくらいでボールを打っても良いのかもしれませんが、とにかく最初は手首を折るだけでフェースが閉じるという動きを体に覚えこませるのが良いんじゃないでしょうか。

画像: 左手首を折るだけでロフトが立つということを理解しましょう

左手首を折るだけでロフトが立つということを理解しましょう

そして最後は「サンドバック叩き練」。これはもうそのままでサンドバックをクラブで叩くというドリル。リリースが早く手首を使った打ち方だとサンドバックに力が伝わりません。サンドバックをしっかりと押し込むように強く叩くことで、実際のショットでもボールをハンドファーストで押し込むようなショットが身につくわけです。

画像: ボールをすくうような打ち方では力が伝わらない

ボールをすくうような打ち方では力が伝わらない

しかしですよ、サンドバック持ってる? なかなか持ってる人少ないと思うんですよね。僕は知り合いの工房で使わせてもらいましたが、実際にやってみると結構大きな音がするんですよ。自宅でやるにはけっこうハードル高いかもしれないですね。サンドバックがないとこのドリルはできないな〜なんて思っていたら、ちゃんと記事にはサンドバックを持ってない人用のやり方が書いてありました。石井プロさすがです!

サンドバックを持っていない人はインパクトで止めるスウィングをやると同じような効果があるらしい。僕もやってみましたが、なるほど、そこに何か重いものがあって、それを押すようなイメージでハーフスウィングしてインパクトで止めてやると、しっかりとハンドファーストでロフトが立った形になっています。これならサンドバックがなくても同じような練習ができますね。この練習をやると、強くて押し込むようなインパクトが体感できるし、自然とロフトが立ったインパクトができるようになりそうです。

画像: インパクトでピタッと止めると、いい形ができます

インパクトでピタッと止めると、いい形ができます

今回3つのドリルをやりましたが、プロってこんなにハンドファーストでボールを捉えているのかと驚きました。この3つのドリルは、どれもボールを打たなくてもできるし、そんなにつらいドリルではないので続けやすそうです。これでロフトが立ったインパクトができるようになれば、プロのような低くてスピンがかかるアプローチができるようになるだけじゃなく、ドライバーショットでもインパクト効率が上がり、飛距離が出るようになるはず。これはぜひとも続けたいドリルですね〜。

This article is a sponsored article by
''.