ゴルフゲーム「みんゴル」は“ブリヂストン”やゴルフメーカーと様々なコラボイベントを行っている。ゴルファーでなくても、リアルゴルファーにとっても楽しめるゴルフゲームだが、トレンドウォッチャー・コヤマカズヒロはコースマネジメントに役立つ点が多いと話す。一体どういうことか?

ただいま「ブリヂストン」と「北斗の拳」がコラボ中

筆者にとって「みんゴル」といえば、みんなのゴルフダイジェストだが、一般的にはスマホゲームの「みんゴル」のほうが、馴染みがあるのではないだろうか。2017年に配信されて以来、二年間で累計700万ダウンロードを超えているという。プレステ版なども含め、国民的ゴルフゲームといってもいい存在だ。

ゲームの中とはいえ、300ヤードを超えるドライバーショットを打ったり、ラインを読み切って、長いパットが入ったりするのは気持ちがいい。現実では出来ないようなスーパープレーが楽しめるのだ。筆者はいわゆる無課金勢で、それほど熱心なユーザーではないが、十分に楽しめている。

スマホゲームは単調なだと飽きられてしまうので、様々なイベントが矢継ぎ早に登場する。その都度、重課金しているユーザーも少なくないのではないだろうか。現在、行われているのは、ブリヂストンから発売された「ツアーB JGR」ボールの「北斗の拳」バージョンとのコラボイベントだ。

このボールは、「北斗の拳」のおなじみのキャラクターに、「お前はもう、飛んでいる」といった具合に、ゴルフ風にアレンジされたセリフがプリントされたもので、この10月に発売されたばかり。宮里藍がインスタグラムで紹介していたので、見たことがあるゴルファーも多いだろう。北斗七星になぞらえた7つの白いボールに、死兆星を意味するマットレッドカラーのボールが1個入っているなど、なかなか芸が細かい。

今回のコラボイベントでは、このボールを「みんゴル」のゲーム内で入手でき、実際に遊ぶことができる。実は、これまでも「みんゴル」内では、様々なコラボが行われている。印象的だったのは、昨年行われたダンロップ製品のイベントで、リアルゴルファーにはおなじみの「ゼクシオ」や「スリクソン」のクラブやボールを、ゲーム内でプレーすることが出来た。

「スリクソン Z」シリーズなどは、ゲーム内でもほぼ実物そのままのデザインで、発売直後だったこともあり、なかなか特別感があった。「みんゴル」ユーザーには、リアルゴルファー、それも若年層が多く存在するので、こうしたイベントは製品認知には効果がありそうに思えるがどうだろうか。

画像: あるパットの名手はグリーンの傾斜を「みんゴル」のようなグリッドをイメージして読むのだとか

あるパットの名手はグリーンの傾斜を「みんゴル」のようなグリッドをイメージして読むのだとか

「みんゴル」はあくまでもゲームで、荒唐無稽にも思えるプレーも少なくないが、実際のゴルフにも役立つ要素があるように思う。私の知人のパッティングの名手は、グリーンの傾斜を読む際、「グリーン上に、みんゴルのようなグリッドをイメージする」と言っていた。それで、ボールの曲がり度合いやスピード感を決めるのだという。

コースマネジメントにも役立つ点が多い。「みんゴル」のコースは、ゲームだけにトリッキーなホールが多く、傾斜がきつくて、どうやってもラフまで転がってしまうフェアウェイがある。その場合、筆者はグリーンよりもはるか手前の広いフェアウェイに短いクラブで止めて、そこから長めのセカンドショットを狙う。残り距離よりも、まずはフェアウェイキープを優先するわけだ。

画像: クラブもほぼ実物のままだったというスリクソンZシリーズ

クラブもほぼ実物のままだったというスリクソンZシリーズ

風が強い状況、グリーンの傾斜がきつい状況では、ピンをデッドに狙わず、グリーンオンを優先する戦略も有効だ。グリーンに乗れば、長いパットが入る可能性もある。実際のゲーム内では、ピンに寄らないとポイントが稼げないので狙うほかはないのだが、リアルゴルファーなら、リスクを回避する戦略をとって欲しいものだ。

実際のコースで無謀に攻めているゴルファーは、ゲーム内でもガンガン飛ばして、ガンガンピンを狙っているのではないだろうか。「みんゴル」ではそれも可能だが、ちょっと攻め方を変えてみると、リアルなゴルフに通じる気づきが得られるのではないかと思う。

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