アマチュアの古江彩佳の優勝で幕を閉じた先週の「富士通レディース」。その最終日、最終組の3人のキャップにはすべてブリヂストンゴルフの「B」のロゴ。同社契約プロの三ヶ島かなと高橋彩華、そしてアマの古江……。3人はどんなクラブを使っていたのか、調べた。
アイアンは3人とも同じだった
まずドライバー。高橋と優勝したアマチュアの古江と使用していたのが「TOUR B XD-3」。昨年、“筋金入り”ヘッドとしてデビューし、話題になったモデルだ。
一方の三ヶ島は9月に発売されたばかりの「TOUR B JGR」を使用。今シーズンは5月にプロトタイプを手にしたときから「飛距離がこれまでと10ヤードは違う」とほれ込んでいる。
アイアンはともに「TOUR B X-CB」18年モデルもシャフトは三者三様
ドライバーは3人のなかで選んだモデルが分かれたが、アイアンは3人とも2018年モデルの「TOUR B X-CB」を使用していた。とはいえ、シャフトに高橋は軽量スチールの「NSプロゼロス8」のRシャフト、三ヶ島はカーボンの「MCI60」のRシャフト、古江を見てみると同じく「MCI80」のSシャフトを使用。
高橋と古江はハード目、三ヶ島はやさしいスペックを選んでいることがわかる。
契約プロのくくりだけ言えば「ブリヂストン」は、男子では今季、宮本勝昌、比嘉一貴が勝利をしているが、女子では昨年の「CAT Lades」で大里桃子がプロ初勝利を飾って以来、今季はまだ未勝利。
とはいえ、三ケ島、高橋に加え、「日本女子オープン」2位の大里桃子、実力者の松田鈴英と「いつ勝っても不思議ではない」実力者が台頭。
冷めることのない“しぶこフィーバー”で、渋野日向子使用モデルであるピンの「G410プラス」の人気が続くが、今回の古江の優勝を機に、ブリヂストンのクラブの使用選手、契約プロが相次いで勝つといったことがもしあれば……あらたな‟旋風”が近い将来巻き起こる、かも。