2013年の女子ツアーで賞金女王に輝いた森田理香子。圧倒的な飛距離と勝負強さでファンも多かった彼女だが、イップスに苦しみ最近は事実上の引退状態。契約先のプロギアのイベントなどでは元気な姿を見せてくれていたが……ひさしぶりに女子ツアーの会場に、なんとキャディとして戻ってきた。
以前から親交のあった二人。“賞金女王キャディ”にバッグを担いでもらう側となった一ノ瀬は言う。
「いつもはハウスキャディさんにお願いしているんですけど、前から(森田にキャディをしてもらう)約束をしていたんですよね。それで、2人の都合があった『三菱』でやろうかっていうことになったんです」(一ノ瀬)
元賞金女王のキャディとはなんとも豪華だが、普段はハウスキャディを起用するだけあって、一ノ瀬は距離や風向き、グリーンのラインを読むのも基本的にはすべて自分で行っているが、「今回はできるほうがやる感じかな」(一ノ瀬)とのこと。
練習ラウンドの様子を見ていても、コースマネジメントの話をしているというよりも、一ノ瀬がプレーしやすいように森田がサポートしているという印象。ホールアウト後、森田に初キャディの感想を聞いてみた。
「凄い新鮮でした。キャディさんの苦労がわかりました(笑)。やっぱり選手に気を使いましたね。(試合では)プレースタイルが違うので、本人がやりたいようにできるようにリズムよく、クラブ渡したりとか、細かいところをできればいいかなって思ってます」(森田)
今後も続投の可能性はあるのだろうか、森田は即答で答える。
「一生に一回だけのキャディです。それ以上はエグイっす(笑)」
今週限定で結成された、森田理香子と一ノ瀬優希の最強タッグは見逃せない存在だ!
撮影/小林司
※一部修正致しました(2019.11.01 14:15)