数字で見る松山のすごさ
9月に幕をあけたPGAツアーの2019-2020シーズン。松山は9月末のセーフウェイオープンをシーズン初戦に選ぶも、予選落ち。続くシュライナーズホスピタル・フォー・チルドレンオープンを16位タイとまずまずの順位で終え、アジアシリーズへ。
ZOZOの前の週は韓国で行われたザ・CJカップ@ナインブリッジズで最終日に7つスコアを伸ばして3位タイ。そしてZOZOではご存知の通りのタイガーとの歴史的名勝負で日本と世界のゴルフファンを酔わせ、単独2位フィニッシュ。
直近のWGC HSBC選手権では初日「75」と出遅れるも残り3日は好スコアを並べ、とくに最終日は前半でスコアを落とすも後半「31」のチャージで終わってみれば11位タイフィニッシュ。
と、このように5戦して4試合で予選を通過し、2試合でトップ3圏内。残り2試合も10位台でフィニッシュし、今季獲得賞金額は183万2250ドル。1ドルざっくり110円で計算すると、日本円にして約2億154万円。国内男子ツアーの賞金王、今平周吾の獲得賞金が約1億604万円だから、ざっくり倍近い額をわずか5試合(うち予選落ち1試合)で稼いだことになる。
ちなみに現時点での賞金ランクは4位。年間を通して争われるポイントレースのフェデックスカップポイントは566(8位)で、これは昨シーズンの74位(ホアキン・ニーマン)のポイントと同じと、すでに楽々シード権内という数字だ。昨シーズンの獲得ポイントが21試合で969ポイントだったことからも今季の滑り出しの良さがうかがえる。
ZOZOチャンピオンシップでのプレーを見て、「やっぱり松山英樹はすごい」と再認識したゴルフファンは数多いと思われるが、数字からみてもやっぱりすごい。ワールドランキングも20位と、ジワリと順位を上げている。
次戦は国内ツアー・ダンロップフェニックスへの出場が予定される松山英樹。“世界のヒデキ”がもう1度国内で観られるというだけで、ワクワクしてしまう。