男子ツアー三井住友VISA太平洋マスターズでアマチュア優勝の快挙を成し遂げた金谷拓実が、今度はオーストラリアで大暴れしている。開催中のオーストラリアオープンで、並み居る世界の競合を押しのけ、初日首位に立ってみせたのだ。
アダム・スコット、セルヒオ・ガルシアらを差し置き快進撃
オーストラリアオープンはその名の通り、オーストラリアのナショナルオープン。権威ある試合だけあって、アダム・スコット、マーク・リーシュマンといったオーストラリアのトップ選手はもちろん、セルヒオ・ガルシア、ルイ・ウーストハイゼン、アーニー・エルスといったメジャーチャンピオンたちも出場している。
そんな強豪ひしめくなか、初日トップに立ったのは日本が誇る世界最強アマ、金谷拓実だ。スコアは7バーディ1ボギーと見事なもの。11番から14番までは4連続バーディを奪っている。
主だった選手のスコアを見ると、ポール・ケーシー、ルイ・ウーストハイゼンが3打差6位タイ。マーク・リーシュマンが4打差21位タイ、セルヒオ・ガルシアが5打差37位タイ、110位タイと出遅れたアダム・スコットにはなんと10打の差をつけているという状況だ。
大会公式サイトでは、金谷が日本ツアーですでに勝利を挙げていること、ナショナルチームでオーストラリアのガレス・ジョーンズコーチに教わっていることなどと伝え、金谷の活躍をトップニュースで扱っているから、現地での注目度も高いようだ。また、トップをシェアしているのが台湾のアマチュア選手ということも話題となっている。
まだまだ初日で先は長いが、金谷拓実の快進撃は海の向こうでも止まりそうにない。