山下美夢有(やました・みゆう)は現在高校3年生
山下美夢有(やました・みゆう)は2001年8月2日生まれ、大阪府出身で大阪桐蔭高等学校に通う高校3年生。5歳のころからゴルフを始め、得意クラブはパター。ドライバーの飛距離は約230ヤード、持ち球はドロー。
コーチを付けずに父に教えてもらっている彼女は150センチと小柄だが「飛距離も出ないほうなので、中学生くらいから小技を磨き始めました」と、自分で考え、父と二人三脚でプレースタイルを磨き上げてきたそうだ。それでいて目標とする選手は「タイガー・ウッズ!」と笑顔で教えてくれた。
昨年安田祐香、西村優菜、古江彩佳が勝った団体戦で今年優勝
そんな山下の最近の実績をみると、2019年のトヨタジュニアゴルフワールドカップで団体優勝を果たしている。ちなみにこの試合、昨年は安田祐香、西村優菜、アマ優勝を果たした古江彩佳の3人が団体戦を制覇している。山下の実力もその先輩たちに引けを取らないことはプロテスト以降の安定した成績を見てもわかる。
プロテスト、ファーストQTを上位で通過。ファイナルでは初日出遅れも巻き返す
2019年11月に初挑戦したプロテストでは、トータル4アンダーで6位タイと見事合格。2020年シーズンのレギュラーツアーに参戦するために出場したファーストQTでは5アンダー単独2位でファイナルステージに進出。
ファイナルステージの初日こそ2オーバーの57位タイと出遅れてしまったが、2日目以降は「69」「71」「71」とスコアを伸ばし続け、トータル3アンダーで来年前半戦の出場権をつかんでみせた。
山下はファイナルステージの4日間をこう振り返る。
「初日は2オーバーで出遅れたんですけど、3日間アンダーで回れて、トータルしてアンダーでプレーできたのは本当によかったなと思います。パターとアプローチを中心的に練習していて、QTでもショットがグリーンに乗らないときでもアプロ―チとパターでしっかりカバーできたので、そこが良かったと思います」(山下)
ファーストQTでも3日目に1オーバーとスコアをひとつ落としながら、最終日には3アンダーの「69」と好スコアを出している。最終日に向けて伸ばしていけるのはプロツアーで戦う上で大きな強みとなるはずだ。
渋野日向子の活躍は「本当に凄い」
そんな彼女は“2020年シーズンの目標”と“ゴルファーとしての最終目標”を教えてくれた。
「(レギュラーツアーで)まずはトップ10に入るというのが目標なので、それを目指して頑張りたいです。最終的には海外で戦いたいと思っています。ジュニアのころからメジャーに出たいなと思っていて、(全英女子オープンで)優勝した渋野(日向子)選手は本当に凄いなと思います」(山下)
山下は渋野日向子がAIG全英女子オープンを制した様子をテレビ観戦していたという。前年度のQTで40位だった渋野がプロ1年目でメジャーを制覇するという偉業を成し遂げたことは、渋野と同世代だけでなく、その下の世代たちにも大きな刺激となっている。
2001年度生まれの山下からすると、渋野ら黄金世代は3学年上となる。そして、ひとつ上の世代となるのが安田、西村、古江、吉田優利ら強者が揃う“プラチナ世代”だ。
「ライバルというわけではないですけど、私の一個上の先輩たちが強いじゃないですか。なので、先輩たちに負けないように、ついていけるように、頑張ろうという気持ちでやっています」(山下)
黄金世代だけでなく、プラチナ世代、さらにその下の高校生世代までもが参戦する2020年シーズンの女子ツアー。山下美夢有は覚えておきたい選手の一人だ。
山下美夢有のプロフィール
名前 | 山下美夢有(やました みゆう) | 生年月日 | 2001年08月02日 | ゴルフ歴 | 5歳~ |
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出身地 | 大阪府 | 身長 | 150センチ | プロ転向 | 2019年 |
出身校 | 大阪桐蔭高等学校(在学中) | 血液型 | A型 | 特意クラブ | パター |