プロゴルファーはどんなことを考えながらラウンドしている? どうやって打ってるの? そんな素朴な疑問に答えるべく、日本女子アマ出場経験もあるゴルフ大好きスポーツキャスター・秋山真凜がプロのラウンドを徹底リポート! 今回はツアープロ・飯田真梨につま先下がりでの打ち方を詳しく教えてもらった

つま先下がりはフルショットしない!

アマチュアゴルファーが苦手なもののひとつに傾斜地からのショットがある。とくに、左足下がり、前下がりなどはボールをつかまえにくく、ミスショットになりやすい。

だが、プロの試合などを見ていると、傾斜地からまるで平らなライと同じように軽々と乗せてくる。これは一体どんな秘密があるのだろうか?

やってきたのは難しくて楽しいと評判のきみさらずゴルフリンクス(千葉県)。その12番ホール、317ヤードのパー4。その2打目は残り100ヤード強と距離は短いが、つま先下がりの状況だ。

こんなとき、プロはどう考え、どう打ってくるのか?

画像: ラウンドに密着させてもらった飯田真梨プロ(左)とスポーツキャスター秋山真凜(右)。ジュニアのころには一緒にラウンドしたこともあったそうだ

ラウンドに密着させてもらった飯田真梨プロ(左)とスポーツキャスター秋山真凜(右)。ジュニアのころには一緒にラウンドしたこともあったそうだ

秋山真凛(以下、秋山):グリーンセンターまで100ヤード程残してライはつま先下がりになってますね。飯田プロはつまさき下がりで気をつけていることはありますか?

飯田真梨(以下、飯田):そうですね……つま先下がりってボールとの距離感が遠くなって届かないことが多いと思うんですよ。

秋山:たしかに。フェースのトウ側に当たって右に抜けるミスが多くなりますよね。

画像: グリーンセンターまでおよそ100ヤードの2打目。つま先下がりのライでアドレスする飯田真梨。

グリーンセンターまでおよそ100ヤードの2打目。つま先下がりのライでアドレスする飯田真梨。

飯田:私、身長が170センチあって女性としては背が高めなんですけど、背が高いとどうしても重心が高くなっちゃいがちで、こういうつま先下がりのライだと普通の人以上にボールに“届かない”ことが多いんです。わたしはそういうミスを防ぐために“マン振りしない”ように気を付けてます。

秋山:なるほど。コントロールショットのイメージですか?

飯田:ボールに当てにいくイメージですね。フルショットするとどうしても上下運動が出てきて、ただでさえボールとの距離感を間違いやすいつま先下がりがもっと難しくなっちゃうんですよ。上下運動を抑えるという意味でフルショットをしないんです。

秋山:その分、番手を上げて余裕を持って打つ?

飯田:そう!

というわけで、飯田の選択は、距離に対してやや大きめの番手であるピッチングウェッジ。体の上下動を抑えたコントロールショットで狙ったボールは……見事ナイスショットでバーディチャンスへ!

「番手を上げてフルショットしない」という、誰でもすぐに試すことができるつま先下がりの攻略法。次のラウンドで、是非試してみてはいかがだろうか。

協力:きみさらずゴルフリンクス

画像: 【飯田真梨×秋山真凜】超難グリーン攻略なるか?女子プロゴルファーのラウンド生レポート!【きみさらずGL11番パー3 12番パー4】 youtu.be

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