“ピープルズチャンピオン”が香港へ
昨年の全米オープン覇者で香港オープン出場は10年以来10年ぶりとなるシェーン・ローリーは「再び香港でプレーすることに興奮しています。しばらく出場できていませんが、久々の舞台でどんなプレーができるかワクワクしています」とコメントしている。

香港オープンに出場するのは10年ぶりとなるシェーン・ローリー(写真は2019年の全英オープン 撮影/姉崎正)
51年ぶりに北アイルランド(ロイヤル・ポートラッシュ)で開催された全英オープンで地元(ローリーはアイランド出身)優勝を飾り“ピープルズチャンピオン(人民のチャンピオン)”と呼ばれ母国を熱狂の渦に包んだローリーが香港でも旋風を巻き起こせるか注目だ。
外見は強面だがローリーはまだ32歳。リッキー・ファウラーと同年代だ。大人っぽさを演出するためにヒゲを生やしているのか? と尋ねると「自分はどちらでもいいんだけどヒゲ好きの妻の意向でこのスタイルさ(笑)」。06年に結婚してから妻の要望を忠実に守り続ける恐妻家の一面もある。
ローリーのほかにはタイガー・ウッズキャプテンのためにプレジデンツカップで米チームを盛り上
げた飛ばし屋のトニー・フィナウが出場を確約。

初参戦するトニー・フィナウ(写真は2019年のマスターズ 撮影/姉崎正)
「初めての参戦になりますが、これまでに香港オープンについて素晴らしいストーリーをたくさん
耳にしてきました。それを身を以て体験できるのが楽しみです」(フィナウ)
19年のアジアンツアーの賞金王で国内ツアーの新人賞に輝いたタイ出身のジャズ・ジェーンワタノナンドも出場を表明しているひとり。
今年はケガに苦しみ欧州ツアーのシード権を逃した宮里優作もおそらく出場する方向になるだろう。
また谷原秀人や川村昌弘にも出場資格がありそうだ。
年明けには香港の情勢が改善されていることを祈りたい。