この冬、ハワイに出かけるという方も多いのでは。魅力的なコースがたくさんあるハワイで、アラワイGCなど、その存在は知られていても、回ったことのある人は意外に少ない公営コース「ムニシパル」。地元の人は1ラウンド22ドル、17歳以下のジュニアなら年間14ドルで無料で回り放題なのがムニシパルコース。旅行者だとオアフ島のムニシパルなら1ラウンド66ドル、午後3時以降の”トワイライト”なら9ホールで33ドル。ハワイ全島で10コースあり、そこにはゴルフが身近にあるハワイの姿が垣間見られるんです。

地元の空気を肌で感じられる「ムニシパルコース」

ハワイの一般的なコースは日本語で予約ができて、ホテルの送迎もついていて……と、旅行者にハードルが低いのはありがたい。でも、ムニシパルコースなら家族や仲間とのゴルフを楽しむだけでなく、地元のゴルファーはどんな風にラウンドしているか、身近に見て、感じられる、そんなハワイゴルフもぜひ楽しんでほしい。

ムニシパルコースといっても、10コースでさまざまなタイプがあり、ワイキキの中心地にあるアラワイGCのように庶民から大富豪(!)まで、順番を待って、組合せで回るのは当たり前というコースから、友達同士6人で回るのを見逃すような、ゆる~いコースも。そんな中から、いくつかコースを紹介します。

アラワイ ゴルフコース(Ala Wai Golf Course)

ホノルルのど真ん中にある「アラワイGC」。もともとはタロイモ畑の広がる湿地を観光客向けの娯楽施設として、1937年(昭和12年)に開場。立地条件も相まって、その混みっぷりはギネスブックに載るほどだが……アラワイGCでレッスンをしていたプロゴルファーに聞くと、予約なしの飛び込みでも、混んでいても1時間も待てば順番が回ってくるとのこと。ツーサム、スリーサムは受け付けていないので、地元ゴルファーと組合せになるのがほとんど。英語が得意でなくても、ルールとマナーは世界共通。一緒に回ってロコ気分を味わおう。

画像: アラワイGC 18H・5861Y・P70。コースはフラットだが、砲台グリーンでアプローチが難しい。混んでいるがコースコンディションは悪くない。

アラワイGC 18H・5861Y・P70。コースはフラットだが、砲台グリーンでアプローチが難しい。混んでいるがコースコンディションは悪くない。

エヴァ・ビレッジGC(Ewa Villages Golf Course)

1996年開場と、ハワイのムニシパルコースのなかではいちばん新しいコース。他のムニシパルに比べ起伏もあり、かなり手強いデザインになっている。ワイキキの西、ゴルフ場が多く集まるパールハーバーのエリアにある。海から約6キロだが風は強く、ブッシュがあったりすることで、リンクス風といわれている。

画像: エヴァ・ビレッジGC 18H・6455Y・P73(写真クレジット)写真/ハワイ州政府観光局

エヴァ・ビレッジGC 18H・6455Y・P73(写真クレジット)写真/ハワイ州政府観光局

キャベンディッシュ・ムニシパル ゴルフ コース(Cavendish Municipal Golf Course)

オアフ島以外のムニシパルは、1島に1コースある。キャベンディッシュ・ムニシパルGCがあるのはオアフ島から飛行機で約30分のラナイ島。パイナップルプランテーションの会社が社員のために造った、1947年開場のラナイ島最古のコース。ラナイシティのシンボル的なノーフォークパインツリーでホールがセパレートされている。クラブハウスらしき建物はあるがスタッフはおらず、カートもレンタルクラブもなければ、スコアカードもない。しかも……プレーフィもない!

ラナイ島のリゾートコース、ジ・エクスペリエンスアットコエレの横にあり、コース管理もコエレが行っているので、コンディションも◎という、まさに夢のようなコース。できればコエレのスタッフに声をかけてからスタートしたほうがよい。スタートティのところに設置されている箱に寄付金を入れてプレーしよう。

画像: キャベンディッシュ・ムニシパルGC 9H・3071Y・P36(写真/芝鳥のぶあま)

キャベンディッシュ・ムニシパルGC 9H・3071Y・P36(写真/芝鳥のぶあま)

さらに詳しく知りたい方は、「チョイス2020年新春号」をチェック!

現在発売中のチョイス2020新春号は、ハワイのムニシパルコースを特集した「楽園の市民コースをいく」が付録です。アラワイGCの空いている狙い目タイムなどが載っています。ムニシパルコースの予約の取り方は必見ですね。ぜひご覧ください。

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