「練習器具はあなたのバッグに入っている!」
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフっていろんな練習器具がありますよね。大きなゴルフショップに行ったら、数十種類の練習器具が置かれています。ビュンビュン振る系のものだけでも10種類以上あるし、見ただけでは使い方がよく分からないものも。僕もいくつか持っていますが、練習器具って意外とお高いのよ。ちょっとしたものでも数千円したりして、なかなか簡単には買えない。
思い切って買ったとしてもなかなか続かなかったり、イマイチ効果がないな~なんてものも。もう少しお安いと気軽に色々買えるんですけどね~なんてことを考えていたら、週刊ゴルフダイジェストの1/28号に「練習器具はあなたのバッグに入っている!」という記事があって、ティとかヘッドカバーというキャディバッグに入っているようなものを使った練習方法が書かれていました。
もしこれでめっちゃ効果的な練習ができれば、もうお高い練習器具とか買わなくて済むじゃないですか。ってことで、いくつか試してみました!
まずは「ティ」を使った練習から
まずはティを使った練習方法。これで効果があったら数十円で練習ができるってことですよ。いや、友達に1本貰えばタダで練習ができるってことじゃないっすか。
とりあえずティをグリップエンドに挿す練習方法から。
グリップエンドの穴にティを挿してスウィングするわけですが、ハーフウェイバックではティがターゲット方向を指し、トップでは飛球線後方、フォロースルーでは後方を指しているかをチェックする。これはスウィングプレーンの確認と正しいリストワークを理解するのに適した練習方法。
ティを挿さなくてもグリップエンドの向きを意識すれば良いじゃんと思ったりもするのですが、やはりティがあるほうが意識しやすいですね。
素振りでやってもいいし、このままショットもできるので、これはお手軽でなかなか良いかも。
次にティを耳に挟みます。耳に挟んだままスウィングをして、ヘッドアップしたり頭が上下にぶれたりするとティが落ちるということみたいです。とりあえずスウィングしてみましたが、落ちません。
わざとマン振りしたりヘッドアップしたりしましたが、なかなか落ちない。そこで今にも落ちそうなくらいのゆるゆるの感じで耳に挟んでスウィングしてみると、けっこうヘッドアップしたときにティが落ちました。これはそうとう頭が動く人には良いかもしれませんが、あまり効果がないかも。
今度はティを左グローブのマジックテープの部分に挟みます。これでスウィングをして、手首をこねたりリリースが早くて左手首が甲側に折れたりすると、ティが手に食い込んだり落ちたりするんです。
さっそくこれもやってみましたが、見事にティが手に食い込んでから落ちました。これは僕がいかに手首のリリースが早くて、ハンドレート気味にボールを打っているかってことですね。この練習でティが手に食い込まないようにインパクトができるようになると、ハンドファーストで打てているということですから、これはとても効果的な練習方法だと思いました。
ヘッドカバーを両ひざで挟んでアプローチ練。これオススメ!
ヘッドカバーを使う練習方法も載っていたのでやってみることにしたのですが、まずはひざに挟んでのアプローチ練習。両ひざの間にヘッドカバーを挟んでそれを落とさないように20~30ヤードのアプローチをするのですが、これがなかなかいい感じ。
少し左足に重心をかけてアプローチをすると、とても自然にひざが動き、腰の回転でアプローチができるようになる。動きがスムーズでヘッドの入射角がシャローになるような感じがして、ダフリやトップになりにくかったです。これはアプローチが苦手な人にはけっこうおすすめの練習方法かも。
最後に腰にヘッドカバーを乗せてスウィング。これは記事の中ではタオルでやる練習と書かれていましたが、タオルがなかったので、ヘッドカバーでやってみました。腰に乗せた状態でスウィングをしてみてフィニッシュまで落ちなければ、前傾をキープしたまま振れているということみたいなのですが、どうしても途中で落ちちゃう。
おそらく起き上がりが早いから落ちるんでしょうけど、これはかなり難しいですね。おしぼりくらい薄くて小さいタオルならもう少し難易度が下がるのかもしれません。一度腰にタオルを乗せてスウィングをしてみてその感覚を覚えたら、タオルが乗ってるというイメージのままで振ってみると、上体が起きずにスウィングできるようになるかもしれないですね。
キャディバッグの中に入ってそうなものでの練習をいくつかやってみましたが、やり方次第ではけっこう効果的な練習ができるんじゃないかと思いました。こういう練習はなんのための練習なのかということをしっかりと意識しながらやることで、効果が出るんだと思います。みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか。