タイトリストのTシリーズといえば、T100、T200、T300の3モデルすべてが同じくらい人気を分け合う最新シリーズ。そして米国ではその最新モデル「T400」が追加。そのスペックは“衝撃的”といって良さそうだ。
日本未発表の“Tシリーズ”最新モデル
「タイトリストでもっともやさしく、ボールを上げやすく、ものすごく飛距離が出る」これが、タイトリストの米国公式サイトに登場したT400アイアンの紹介文の大意。
Tシリーズは、T100、T200、T300と数字が大きいほどやさしいモデルとなっていくが、T400はすでに十分やさしいT300よりさらにやさしいアイアンとなっているようだ。
そのスペックは衝撃的といっていい。なんと、7番アイアンのロフトは26度。日本でのブームの先駆けとなったヤマハのインプレスUD+2アイアンと同じ、「激飛び系アイアン」のロフト設定だ。ちなみにこのT400は日本未発表のバリバリの“米国モデル”。日本発の激飛び系アイアンブームは、ついに太平洋を渡ったのかもしれない。
7番アイアンのロフトを他のTシリーズアイアンと比べると、以下のようになる。
T100 34度
T200 30度
T300 28度
T400 26度
このあたりの柔軟なロフト設定は、プロ向け、アマ向けとシリーズを分けず、(たとえばドライバーでいうTS1とTS3のように)同シリーズ内の型番で性能を分けるタイトリストならではと言えるかもしれない。
昔はストロングロフトのアイアンはボールを上げやすくするためソールを極めて広くする必要があり、その分だけ構えた顔がイマイチということが多かった。しかし、このT400はソールに100グラムものタングステンウェートを入れることでそれを解消しているようで、見た目にもスッキリしている。
アメリカに行く機会があれば、ゴルフショップを冷やかして、一度手に取り構えてみたくなる。そんなアイアンだ。