進藤大典キャディのマネジメントでプレーできる夢のイベントに潜入!
こんにちは、S子です! みなさんは普段のゴルフはセルフ? キャディ付き? 私は普段はセルフです。理由は安いから。キャディ付きでのプレーはコンペのときくらい。ましてプロキャディと一緒のラウンドなんてあるわけがありません。
そんなS子に朗報が舞い込んできました! プロキャディさんとラウンドできるという夢のようなイベントが開催され、それを体験取材することになったのです。イベントを主催したのは、金属製のクレジットカードが特徴的で、文字通りラグジュアリーなサービスが受けられることで知られるクレジットカード会社のラグジュアリーカードさん。
プロゴルファーと一緒にプレーする“プロアマ”はよく聞きますが、プロキャディがコースマネジメントしてくれる“プロキャディアマ(?)”は初めて聞いた気がしますが、ラグジュアリーカードの経営業務本部長・岩瀬太郎さんは「他のクレジットカードではやっていないものを提供しようと常々考えています。今回のイベントではプロキャディさんに“コースマネジメント”してもらっていつもと違うゴルフを知ってもらえたら嬉しいですね」と意図を話してくれました。いい企画!
楽しくゴルフすることを目的としているため、競うコンペ形式でないところもまた新鮮です。参加人数はS子含めて8名で、2組に分かれます。そして1組にプロキャディさん1名、ハウスキャディさん1名ついてくれるんです! つまり、18ホールプロキャディ付き。とっても贅沢だし、なかなか経験できないですよね!
そして気になるプロキャディさんですが……なんと! 松山英樹プロの元キャディでもある進藤大典さんと、昨シーズンは片岡大育プロのバッグを担いだ伊能恵子さんが来てくれていました!
しかもお2人と参加者が交流が持てるように、9ホールでプロキャディさんを入れ替えるという嬉しいシステムみたいです(ちなみにS子の組は前半が進藤さんで、後半が伊能さんでした)。
1打目を大きく左に引っかけたゴルフ女子S子 。パー3の2打目で“事件は起きた”
会場は総武カントリークラブ総武コース。サントリーオープンや日本プロに日本オープン、最近ではHEIWA・PGM CHAMPIONSHIPなどのトーナメント開催実績がある、千葉の名門コースです!
進藤さんとご挨拶して、その中コース10番ティからスタートです。早速、ティーイングエリアでヤーデージブックから読み取れるホールの罠などを解説しつつ、ティアップすべき場所などを教えてくれる進藤キャディ。1ホールずつ丁寧に狙い方を教えてくれて、合間には面白いプロキャディ話もしてくれたりと参加者を盛り上げてくれます。
プロはこんなに考えてコースを攻めてるんだな〜と感動しきりでプレーしているS子に“事件”が起こったのは、16番パー3(145ヤード)。打ち下ろしでグリーン手前には左右ともバンカー、ピンは右手前。バンカー越えてすぐにピンが切られた、難ホールです。
145ヤードはS子の距離だと9番ウッド。9番ウッドでバンカー越えのピンを狙うなんて無理。バンカーとバンカーの間の花道狙いでいきます。ゴルフは手前からって言うし! と、進藤キャディからアドバイス。
「花道狙いだと、左右に曲がったときにバンカーに入ってしまいますよね? とくに、ピンが近い右バンカーに入ると難易度が高くなります。ピンは手前に切られていますが、この場合グリーン奥目を狙うのがいいと思いますよ!」(進藤)
なるほど、たしかに! グリーンの「奥」を狙うという発想がまずなくて、目からウロコです。たしかにそれならバンカーに入れる心配なく、ラクな気持ちで狙うことができます。さすがプロキャディ……なのですが、言われた通りに打てないのがアマチュアゴルファー。
アドバイス通りバンカーに入れないよう大きめの7番ウッドを持って振り切ったところ、左に引っかかってしまいました……(進藤さんすみません……)。
2打目地点にいくとピンまではまだ60ヤードほど。ボールの位置から見て左手前にはバンカー。グリーンはセンターからピンにかけてゆるやかに下っています。バンカーあご高い……というわけで、左手前のバンカーが視界に入らないように、S子はピンとグリーンエッジの中間地点を狙います。グリーンが右傾斜してるし、最悪こぼれてもやむなし。距離もあるし、良くてボギー。最悪ダボまで覚悟だなと思っていると、再び進藤さんからアドバイス。
「あっち側を狙ってください。グリーンは右傾斜しているから、左目から狙うのが正解です」とバンカーの淵とピンの間(バンカーより)を指さします。バンカー越えではないものの、思い切りバンカーが視界に入ります。バンカー怖い! と思いつつも「進藤さんがいうなら」と安心感も。進藤キャディマジックです(笑)。
ピッチングで打つと、ショット的にはいい感じ! 狙い通りにバンカーとピンの間のエッジにキャリーしたボールを目で追っていると、あれ? なんかすごく寄ってくれている感じ。すると横で進藤さんが「入る! 入れ!」と叫んでくれます。直後、カランッとボールがカップに入る音が!! まさかのチップインバーディ! 進藤さんと両手ハイタッチを交わし、気分はプロです(←言い過ぎ笑)。
100回打って1球入るような状況で、まさにプロキャディマジック。ですが、振り返ってみると、ボギーやダボを打ってしまったあと、進藤キャディがゴルフ以外の趣味の話、食事の話など、ゴルフ以外の話題をさりげなく振ってくれていたことに気付いたんです。
というのも、チップインを決めた前のホールなんて「8」を叩いていましたからね(笑)。いつもなら次のホールだけでなく、ハーフ終わるまで、下手したら1日引きずるところですが、進藤さんのトークで知らないうちに気持ちが切り替わっていたんです。それがあっての、チップインバーディだったのは間違いないです。
進藤キャディは、プロたちをこういうさりげない気遣いで支えているんだな~と思うとちょっぴり感動です。改めて、贅沢なイベントだよな〜。
というわけであっというまに前半の9ホールは終了。後半の9ホールは伊能恵子さんについてもらってのラウンドです! その模様は後編(2020年1月31日18時半公開予定)で紹介しますね~!