2020年に入って選手たちが新しいギアをツアーに続々と投入する選手たち。そのうちの一人が、ザンダー・シャウフェレ。新たな武器として、キャロウェイの「マーベリック サブゼロ」を加えている。頼れる相棒を加えたシャウフェレのセッティングに迫る。

「打感もいいし、ミスに強い。真っすぐ打てて飛ばせる」

「このドライバーは素晴らしい。打感もいいし、ミスに寛容。真っすぐ打てて飛ぶドライバーだよ。去年と同じテクノロジーを採用していて、ミスヒットしてもミスになりにくいという特徴は(共通して)あるが、こちらのほうが構えたときにスクェアに構えやすい」

画像: ドライバーと3番ウッドを「マーベリック サブゼロ」に変更して2020年ツアーを戦うシャウフェレ

ドライバーと3番ウッドを「マーベリック サブゼロ」に変更して2020年ツアーを戦うシャウフェレ

とはいえ、シャウフェレがこのドライバーを投入したのは実は昨年。米国選抜と欧州選抜の対抗戦、プレジテンツカップの時点からという異例の早さで、このドライバーをバッグに入れていた。

画像: マーベリック サブゼロドライバー。ロフトは9度の設定だ

マーベリック サブゼロドライバー。ロフトは9度の設定だ

「あまり新しいドライバーが出てきて、すぐには試合で使わないものだけど、このドライバーはプレジデンツカップですぐに投入した。打感もよかったし、音もいいし、弾道もいい。大好きなドライバーだ。ボクがマーベリックを使った世界で初めての選手だよ」

画像: ツアーAD BB7のXシャフトを使用。カラーはブラック

ツアーAD BB7のXシャフトを使用。カラーはブラック

シャウフェレは早期投入の理由をそう強調するが、実はこのドライバー、そもそもシャウフェレが開発段階からテストを繰り返していたようだ。それだけに、その仕上がりには納得がいっているのだろう。ちなみに、合わせているシャフトはツアーAD BB7(X)。最近では軽量のシャフトを用いる選手もいるが、シャウフェレは70グラム台のXとプロならではのハードスペックだ。

画像: 3番ウッドもマーベリック サブゼロを使用する

3番ウッドもマーベリック サブゼロを使用する

ドライバー、3番ウッド、5番ウッドの下に4番からピッチングウェッジまでのアイアンを入れ、52度、56度、60度と単品ウェッジを3本加えてパターで締めたセッティングはPGAツアーの標準仕様といった印象。“正統派”の14本と、大好きなドライバーで、今年は悲願のメジャー制覇に挑む。

1W:キャロウェイ マーベリック サブゼロ(9度、グラファイトデザイン ツアーAD BB7、X)
3W:キャロウェイ マーベリック サブゼロ(15度、グラファイトデザイン ツアーAD DI8、X)
5W:キャロウェイ ローグ サブゼロ(18度、グラファイトデザイン ツアーAD DI8、X)
4〜PW:キャロウェイ APEXプロ(トゥルーテンパー ダイナミックゴールドツアーイシューX100)
52度:キャロウェイ ジョーズ
56度:タイトリスト ボーケイSM6
60度:タイトリスト ボーケイ2019ツアープロト
パター:オデッセイ ストロークラボ セブン

取材/大泉英子 撮影/有原裕晶

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