昨年、マスターズでの優勝、ZOZOチャンピオンシップでの史上トップに並ぶ82勝目と、依然ゴルフ界の中心にいることを証明したタイガー・ウッズ。そのタイガーが選んだ、2020年仕様の最新クラブセッティングを紹介!

「空気力学的な面で改善され、ヘッドスピードが上がっている」

まず、ドライバーはテーラーメイドの最新モデル「SIM」をチョイス。前使用モデルの「M5」と同じ9度ロフト。シャフトも三菱ケミカルの「ディアマナD+ホワイト60」のTXと変更はなし。タイガーに直撃すると、同じシャフトながらSIMのほうがヘッドスピードが出ているのだとか。

画像: 今年新たな武器「SIM」を手にしたタイガー・ウッズ

今年新たな武器「SIM」を手にしたタイガー・ウッズ

「ヘッドスピードが出ているのはいいね。それに今まで使っていたドライバーでやりがちだったミスが、このドライバーだと抑えられている。ミスに寛容だし、3ヤードは飛距離が出ている」

アマチュアゴルファーならば3ヤードは“誤差”にも入らないかもしれないが、そこはタイガー・ウッズ。緻密極まるゴルフの中で「3ヤードは大きいよ! とても満足している」とコメントしている。

画像: SIMにはSIMとSIM MAXの2モデルがあるが、タイガーが選んだのは「SIM」だ

SIMにはSIMとSIM MAXの2モデルがあるが、タイガーが選んだのは「SIM」だ

「正確性に関してもいい。まずこのドライバーに変えてもっとも大きなことは、空気力学的な面で改善されていて、1〜2マイル/時はスウィングスピードが上がっているということ。たぶんトーナメント中はもっとエネルギッシュにスウィングするから、もっと飛距離が出るだろうね」

画像: タイガー使用クラブのフェース面。フェース下部のティの跡が生々しい

タイガー使用クラブのフェース面。フェース下部のティの跡が生々しい

正確に自分の距離を打ち分けることを重視するタイガーだが、ドライバーの飛距離アップはやはり大歓迎であることが伝わってくる。3番ウッドもSIMに変更。5番ウッドは調整中だというが、それも変えることが前提のようだ。

画像: シャフトは変わらず、三菱ケミカルのディアマナD+60(TX)を採用

シャフトは変わらず、三菱ケミカルのディアマナD+60(TX)を採用

さて、新たなウッドにチェンジしたタイガーだが、クラブセッティングの大枠は変わらない。ドライバー、3番と5番の2本のウッド。3番からピッチングまでのアイアンに、56度と60度ウェッジ。そしてもちろん、パターは絶対的エースのスコッティキャメロン ニューポート2 GSS。ボールは新しいブリヂストンのツアーB XSへと変えている。

画像: アイアンは昨年マスターズ制覇に貢献したP・7TWを変わらず使用する

アイアンは昨年マスターズ制覇に貢献したP・7TWを変わらず使用する

変えるべきを変え、変える必要がないものは変えない。タイガーらしいクラブセッティングで、メジャー16勝目、ツアー83勝目、そしてオリンピック金メダル……を狙う。

1W:テーラーメイド SIM(9度、三菱ケミカル ディアマナD+ホワイト60、TX)
3W:テーラーメイド SIM MAX(14度、三菱ケミカル ディアマナD+ホワイト70、TX)
5W:テーラーメイド M3(19度、三菱ケミカル ディアマナD+ホワイト80、TX)
3〜PW:テーラーメイド P・7TW(トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシューX100)
56度、60度:テーラーメイド MG2(トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシューS400)
パター:スコッティキャメロン ニューポート2 GSS

取材/大泉英子 撮影/有原裕晶

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