すでにPGAツアーでは実戦投入しているプロも多く、その性能の高さがうかがえるキャロウェイの「MAVRIK(マーベリック)」シリーズ。日本でも発売前から大きな話題になっているが、どんなモデルがあってその性能とはどのようなものなのか。まとめてみた!
AIが導き出した飛距離性能は過去最高! 型破りな飛びにトッププロも飛びついた
12月のプレジデンツカップで、ザンダー・シャウフェレがいきなりバッグに投入し、実戦で使用し始めた「マーベリック」。
昨年モデルの「エピック フラッシュ」がグリーンだったのに対し、オレンジのコスメが目を引いたが、今年に入ってフランチェスコ・モリナリ、マーク・リーシュマン、エミリアーノ・グリジョらキャロウェイの契約選手たちがこぞって「マーベリック」を使い始め、マーク・リーシュマンが早速勝利をつかんでいる。
「マーベリック」とは「型破りな」という意味を持つ造語で、驚愕の飛びとやさしさを兼ね備えた、まさに型破りなドライバー。
“どこで打っても飛ぶ、をAIが実現”というキャッチコピーが語るように、昨年、AIが生み出したFLASH フェースで驚きのボール初速を実現したキャロウェイは、2020年に向けてAI、スーパーコンピューターへのさらなる投資を実施して、ボールスピード、耐久性だけでなく、高初速エリアも最大化、最適化するよう機械学習を繰り返したのだという。
結果、芯を外しても飛距離が落ちないという驚異のフェース「FLASH フェース SS20」が完成。それがすべてのモデルに搭載されている。
マーベリックは「スタンダード」「サブ ゼロ」「MAX」の3モデル
「マーベリック」には3つの機種がある。スタンダードなモデルの「マーベリック ドライバー」(2月7日発売予定)、小ぶりで低スピンの「マーベリック サブ ゼロ ドライバー」(2月7日発売予定)、高初速エリアが広い「マーベリック MAX ドライバー」(4月発売予定)というラインナップとなっている。
まずスタンダードな「マーベリック」だが、大幅に進化したニューフェース「FLASH フェース SS20」とともに、究極のやさしさと飛びを実現。幅広いレベルのゴルファーにオススメの1本となっている。フェースの素材自体も進化し、従来よりも強く、軽量なFS2Sというチタンを採用。
これによりインパクト時の強大なエネルギーを受けても、エネルギーのロスを減少させ、効率よく高いボールスピードを出すことが可能になった。またフェースのデザインはモデル別になっており、あらゆるレベルのゴルファーが最も安定して高いボールスピードを出せるよう設計されているという。
シャウフェレが絶対の信頼を置く「マーベリック サブ ゼロ ドライバー」
「マーベリック サブ ゼロ ドライバー」はシャウフェレなど、ツアープロや中・上級者に好まれるモデルで、450㎤と小ぶりで操作性の高いヘッドが特徴。従来以上に遠くへと低スピンで突き抜ける弾道を安定して放つことができるという。
フェース面も中・上級者に多い、「ヒールヒット」に強い設計になっており、高いボールスピードを出すことができる。また、ライ角はほかの2モデルと比べてフラットになっており、引っかけやチーピンが出づらく、叩きにいっても大丈夫だ。
とにかくやさしい! 「マーベリック MAX ドライバー」は多くのゴルファーの福音になる
「マーベリック MAX ドライバー」はさらにやさしさにフォーカスしたモデル。3機種の中でも最も安定して高いボールスピードを生むことができるよう、高初速エリアの広い設計が施されているという。
もちろんネックには他の2モデル同様アジャスタブルホーゼルが装備され、球筋を調整することも可能だ。
ドライバーだけでなく、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンも同時に発売される「マーベリック」シリーズ(MAXは4月発売)。今まで長年、スコアに伸び悩み、飛距離不足に悩んでいたゴルファーも「型破りな」ゴルフを目指して、「マーベリック」を手にしてみては?