オーストラリア出身のメジャー覇者ジェイソン・デイ。2016年以来の勝利を目指し、2020年シーズンをを戦い抜くために選んだクラブとは?

デイはSIMドライバーとSIM MAX 3FWをチョイス

昨年末は背中痛のため、自国開催のプレジデンツカップを欠場するという苦渋の決断を下したジェイソン・デイ。昨年11月のマヤコバクラシックで予選落ちをして以来、初めてファーマーズインシュランスオープンで2020年の初戦を迎えたが、優勝したマーク・リーシュマンとは8打差の16位タイとまずまずのスタートを切った。

そんな彼が今年からバッグに入れているのは、SIMドライバーとSIM MAXの3W。シャフトはいずれも以前から愛用している三菱ケミカルのKUROKAGEが装着されている。デイにこれらの新製品についてインプレッションを聞いてみると、次のような答えが返ってきた。

画像: デイはSIMドライバー、SIM MAXの3Wをバッグに入れたようだ(撮影/有原裕晶)

デイはSIMドライバー、SIM MAXの3Wをバッグに入れたようだ(撮影/有原裕晶)

「ドライバーに関しては、トラックマンで計測したところ、ボールスピードが2mph上がっていて、球離れもいいので飛んでいる感じがするね。今はまだドライバーを変えたばかりだから、馴染むまでにもう少し時間がかかるかもしれないけど、もう少し打ち慣れてきたら飛距離がさらに出るんじゃないかな?」

もともとM6を使用していたデイだが、方向性などはM6とさほど変わらないという。ただ、飛距離アップに関しては本人も手応えを感じており、試合で即、投入したようだ。

また3Wに関しては、デイはSIM MAXを使用している。

「SIM MAXは以前使っていた3Wよりも球が若干上がっているような感じがする。慣性モーメントが高くなっているので、その影響かもしれない。スピンも効くから、グリーンを狙う時に使ってもピンポイントに狙いやすい。打ってみて、自分が追求している数値に近いので、満足しているよ」

さてここで、SIMとSIM MAXのFWには、どんな違いがあるのかを比較してみたい。

まず、フェースの素材に違いがある。SIMFWには、新たに開発された強靭かつフレキシブルなチタン「XATECH(ゼイテック)」が採用され、スピードポケットと合わさると、かつてないほどの低重心ヘッドから高初速が生まれるという。前作よりもボールスピードの初速アップに貢献するツイストフェースが誕生したわけだ。

一方、SIM MAX FWにはC300ステンレススチールが採用され、パワフルな飛びと爽快な打感を実現。大型ボディ+カーボンクラウン+ビッグフェースにより、やさしく高弾道・低スピンの弾道が可能になった。アマチュアの場合、SIM FWはドロー、フェードなどの球筋の打ち分けをしたい人に、SIM MAX FWはやさしく高くボールを上げたい人に向いているといってもいいだろう。

 

画像: ジェイソン・デイのクラブセッティング(編注:撮影時はSIMドライバー、SIM MAX 3FWをテスト中のため、昨年の使用クラブのM6ドライバー、M6 3FWが入っています。セッティング写真撮影/姉崎正)

ジェイソン・デイのクラブセッティング(編注:撮影時はSIMドライバー、SIM MAX 3FWをテスト中のため、昨年の使用クラブのM6ドライバー、M6 3FWが入っています。セッティング写真撮影/姉崎正)

【ジェイソン・デイのクラブセッティング】
1W:テーラーメイド SIM(10.5度、三菱ケミカル クロカゲXTS70、X)
3FW:テーラーメイド SIM MAX(15度)
2I:テーラーメイド P790 UDI(17度)
3I~PW:テーラーメイド P760(トゥルーテンパー ダイナミックゴールドX SEVEN)
50度・54度・60度:ミルドグラインド2(トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシューS400)
パター:テーラーメイド スパイダー イッツィー ビッツィー リミテッド レッド

取材/大泉英子

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