2019年に現役引退した元プロ野球選手・今江敏晃が、2019年「ドラコン日本選手権」女子の部で優勝したドラコン女王・杉山美帆のゴルフレッスンを受講! ダウンスウィング時の下半身の使い方について教えてもらった結果は?

野球とゴルフ、違いは下半身の動きにあった

2019年に現役引退をした元プロ野球選手・今江敏晃は、実はかなりのゴルフ好き。18年前のプロ入り後にゴルフを始め、現役時代はオフシーズンの12月、1月のみのプレーだったというが、ドライバーの平均飛距離は250~260ヤード、ベストスコアはパープレーと圧巻の腕前だ。

画像: 2019年に現役引退を表明。2020年シーズンから東北楽天ゴールデンイーグルスの育成コーチに就任した今江敏晃

2019年に現役引退を表明。2020年シーズンから東北楽天ゴールデンイーグルスの育成コーチに就任した今江敏晃

ゴルフと野球、いずれも高いポテンシャルを持つ今江。たしかに両者とも道具を使ってボールを飛ばす点は共通しているし、実はプロゴルファーにも野球経験者は多い。ジャンボこと尾崎将司はまさに元プロ野球選手だし、経験者というくくりだけでも青木功、谷口徹、藤田寛之など枚挙に暇がない。女子選手で言えば、渋野日向子もソフトボール経験者だ。

とはいえ、動くボールを打つ野球と、止まっているボールを打つゴルフではスウィングもまるで違う。とくにゴルフの場合は「ダウンスウィングで絶対に下半身から動いていかないとダメなんです」と言うのは、2019年の「ドラコン日本選手権」女子の部優勝の実績を持つ“飛ばしのスペシャリスト”杉山美帆だ。

画像: ドラコン女王・杉山美帆が今江にゴルフレッスン

ドラコン女王・杉山美帆が今江にゴルフレッスン

「ゴルフではダウンスウィングで上半身を右側に残して下半身が先行することで、捻転差を作っていきます。でも上半身を右側に残した状態で腰を回していくと、どこかでこれ以上回せないというポイントがあると思います。私のイメージでは左ひざが伸びて左腰が背中側に回った段階で、それ以上腰を回せなくなります」(杉山)

画像: 捻転差がしっかり作られていると腰の先行はある程度で止まる。杉山の感覚だと、ダウンスウィングで左ひざが伸び、左腰を後ろに引いた辺りだという

捻転差がしっかり作られていると腰の先行はある程度で止まる。杉山の感覚だと、ダウンスウィングで左ひざが伸び、左腰を後ろに引いた辺りだという

先行した下半身が止まる状態を作ることが、飛距離アップにつながると杉山は言う。

「下半身が先に行って止まるからこそ、上半身(クラブ)が走ってくれるんです。下半身がずっと回り続けられるということは、上半身と下半身が一緒に動いてしまい捻転差が作れていない証拠です」(杉山)

杉山の解説に「勘違いしてました。(腰と腕が)一緒に行ってましたね。そこが野球と違うんですね」と驚く今江。

「野球の場合は振り抜くときに腰が真横にまっすぐ回っていくイメージなんですよ。でもゴルフは途中で止まるんですね」(今江)

画像: 野球のスウィングは腰を真横に動かすイメージで、途中で止める感覚もないという

野球のスウィングは腰を真横に動かすイメージで、途中で止める感覚もないという

今江によれば、(もちろんフォームにもよるが)野球のスウィングでは下半身の動きにある程度上半身も付いていき、捻転差はゴルフスウィングほどは生まれないそう。さらに、野球の場合は投手の変化球にも対応するために「(インパクト)手前でちょっと調整が必要」なので、手先の感覚も大事。その辺りもゴルフスウィングとは異なる点のようだ。

最後に、ひとつ注意しておきたいのが、下半身は意図的に止めるわけではないということ。「捻転差が作れていれば自然と止まります。わき腹が固いとどうしても捻転差が生まれにくいので、ストレッチでほぐしておくのが大事ですよ」(杉山)とのことだ。

下半身が先行することで生じる捻転差。そしてその回転が止まることで、上半身を走らせ、飛距離を伸ばすことができる。これが飛ばすために必要な動きなのだ。

協力/新橋ゴルフスタジオ

画像: 元プロ野球選手今江敏晃とドラコン女王・杉山美帆が語った「ゴルフと野球のスウィングの違い」 youtu.be

元プロ野球選手今江敏晃とドラコン女王・杉山美帆が語った「ゴルフと野球のスウィングの違い」

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.