ゴルフの派生スポーツとして近年話題になっている“フットゴルフ”。果たしてどんなスポーツなのか!? 2019年に「ヤマハ フットゴルフアジアカップ」でアジア女子チャンピオンに輝いた前田春香さんに、新人記者・S子が直撃した!

こんにちは、ゴルフ女子S子です!先日、ゴルフ関連のニュースをみていると、フットゴルフのアジア大会で日本人選手が男女アベック優勝を果たすというニュースを発見しました。

S子はゴルフが大好きですが、フットゴルフは「名前を聞いたことがある」レベル。一体どんなスポーツなのかも、ルールもわかりません。これは新人記者として調べねば! と、日本フットゴルフ協会の問い合わせフォームにメールを送ったところ……なんと、アジア王者の前田春香選手に話を聞けることになっちゃいました!

というわけで、前田選手に直撃取材を敢行。さっそくですが、フットゴルフってどんなスポーツですか?

「フットゴルフはゴルフと基本ルールは同じで、カップに何回でサッカーボールを入れることができるかを競う、というスポーツです。サッカー未経験の方でも、アプローチ(ゴルフでいうセカンドショット以降)やマネジメント次第でパーを拾えちゃうので、小さな子どもから高齢の方まで楽しめるんですよ」(前田)

画像: インタビューに応じてくれた前田春香さん

インタビューに応じてくれた前田春香さん

フットゴルフは老若男女問わずプレーできることが最大の魅力だと語る前田選手。プレーはサッカー場でも、専門施設でもなく、ゴルフ場。基本的にはゴルフの最終組がプレーした後にスタートできる仕組みで、14時以降のプレーが多いみたいです! 最近ではフットゴルフができるゴルフ場も増えているみたいですよ〜。

今回の取材は今年の9月に開幕するフットゴルフのワールドカップの会場でもある「セブンハンドレッドゴルフクラブ」で行ったのですが、セブンハンドレッドでは、平日だと大人4000円、ジュニア(小学生~18歳未満)は2000円。土日祝日は大人5000円、ジュニアは3000円で18ホールプレーできちゃうみたいです(ただしプレーは日没まで)。料金はだいぶリーズナブルですよね。

画像: ゴルフと同じで池ポチャしたときのためにも競技者はボールを2球用意している方が多いようです!

ゴルフと同じで池ポチャしたときのためにも競技者はボールを2球用意している方が多いようです!

そんなフットゴルフでは必要なものもシンプルで、サッカーボール(5号球)だけ。セブンハンドレッドさんでは1球500円でレンタルも可能です! ゴルフではドライバーやアイアン、パターといったクラブと、ボールやティなど小物類を用意しなければいけないので、フットゴルフのほうが始めるまでのハードルは格段に低そうです。

ただゴルフと違って、サッカーボールは自分の足で蹴っていかなければならないので、距離が心配です。さすがにゴルフみたいに200ヤードも300ヤードも飛ばすのは難しいですよね……?

「それは大丈夫です! フットゴルフもパー3、パー4、パー5がありますが、距離はパー3だと40ヤード、パー5は200ヤードくらいと短いです。しかもカップも大きいので、“パット”がゴルフより長い距離から狙えるというのがフットゴルフの特徴。近づいてないからといってチャンスがないわけじゃないんです」(前田)

画像: セブンハンドレッドクラブのフットゴルフコースを監修したのは漫画「キャプテン翼」の原作者・高橋陽一先生だ

セブンハンドレッドクラブのフットゴルフコースを監修したのは漫画「キャプテン翼」の原作者・高橋陽一先生だ

なるほど~! セブンハンドレッドクラブのフットゴルフの距離設定を見てみるとパー4の最長は165ヤード、パー3は55ヤード、パー5は238ヤードで、18ホールのパー72。ちなみに少し用語の説明をすると、ティショットのことはティキック、セカンドショット以降のことはアプローチ。そしてカップに入れることはパットというそうです! これはゴルフと同じですね!

それにしても、長い距離からカップを狙えるというのはアマチュアゴルファーでは滅多にでないチップインの確率が上がるということですよね! ゴルフでは1~2メートルくらいでもカップインするのが難しいのに対してフットゴルフは残り30メートルくらいからでもカップを狙えちゃうというのはワクワクしちゃいますよね!

画像: サッカーボール2球が入るほどの大きいカップのため、少し距離があっても狙いやすい! ゴルフボールと比べると、大きさは一目瞭然ですよね?

サッカーボール2球が入るほどの大きいカップのため、少し距離があっても狙いやすい! ゴルフボールと比べると、大きさは一目瞭然ですよね?

愛好家はゴルファーだけでなくサッカー経験者にも多いらしく、今はバラエティで引っ張りだこの、元・なでしこジャパンの丸山桂里奈選手も2018年のワールドカップに出場したり、他のサッカー選手もフットゴルフ経験者が多いらしいです!

「フットゴルフ慣れしている丸山さんは上手かったですね。やっぱり感覚が凄いです。あとは名波(浩)さんとか、香川(真司)さんもフットゴルフされたことあるんですけど、苦戦されてました(笑)。サッカーだと蹴ったボールは誰かがとって(トラップして)くれるものなので、一人で蹴り続けていくという感覚がないんですよね。なので、サッカー未経験者のほうが上手かったりします」

なるほど~! サッカーでは「弱く蹴る」という概念が基本的にはないため、パットするときの加減やタッチの合わせ方が難しいと感じる方も多いらしいです! ゴルフはどこに止めるのか、考える機会が多いですもんね。

とはいえ前田さんも元々サッカー経験者で、大学ではフットサルをしていたのだとか。そこからなぜフットゴルフを始めたのか気になります。しかも今や日本代表選手! いったい、なにがきっかけだったのでしょう?

「友人からフットゴルフしない? と誘われてやり始めたのがきっかけですね。それでフットゴルフ2回目くらいで、日本代表の選抜に出場したら2位(6人中)で、運よく代表になれちゃった感じです(笑)。サッカーの日本代表になるのはとても厳しい道になりますが、フットゴルフの日本代表として世界で活躍する選手たちと関われることは、競技者にとって大きな魅力だと感じています」(前田)

ルールも、面白さも、サッカーボールを蹴ること以外ではゴルフの要素が盛りだくさんのフットゴルフ! ただサッカーとゴルフのウェアってあんまり似つかない気がするな~。ゴルフは襟付きのウェアでないとNGというところがあるけど、フットゴルフも同じなのか気になりますね。

画像: シューズはサッカー用のトレーニングシューズか、ゴルフ用のスパイクレスがおすすめ!

シューズはサッカー用のトレーニングシューズか、ゴルフ用のスパイクレスがおすすめ!

「それはゴルフと一緒です!基本的には襟付きポロシャツで、下は蹴りやすいようにハーフパンツに、ハイソックスを履いています。靴はサッカーの試合で使うスパイクだと、芝を傷付けてしまうので練習用で使うトレーニングシューズを使います」(前田)

そういって見せてくれたのはゴルフでいうスパイクレスのようなゴム製のポイントがあるサッカー用シューズ。ちなみにゴルファーであれば最近はやりのスパイクレスシューズでOKみたいですよ!

画像: 次回はS子が前田選手(写真左)と一緒にフットゴルフ体験についてレポートしていきます!

次回はS子が前田選手(写真左)と一緒にフットゴルフ体験についてレポートしていきます!

それにしても、話を聞けば聞くほどゴルフよりフットゴルフのほうが始めるハードルが低めですね。小さい子どもでも女性でも楽しめるというフットゴルフ……S子も試してみたくなっちゃいました!というわけで、次回はS子がフットゴルフに挑戦! した模様を体験レポートします。お楽しみに~。

画像: 癒し系女子プロ・蛭田みな美のラウンドを秋山真凜が生レポート!バーディなるか!? youtu.be

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