「練習はしているのに、あまり上達しないな」「理想のスウィングに近づけないな」と感じてるゴルファーは少なくないはず。それは“練習量”でなく、体が原因かも⁉ゴルフスウィングに必要な可動域や柔軟性を計測できる新システムを新人記者・S子が体験レポート!

関節の可動域や柔軟性がわかる最新システムを体験!

こんにちは、新人記者S子です! みなさんは春に向けて練習はされていますか? S子は今年こそベストスコア更新をするために猛練習中です!

先日、練習場でスウィング動画を撮ってみると、バックスウィングで顔が右を向いていたんです。これを直したらよくなるかな~…と思って、右を向かないように首に力を入れてスウィングしてみたら、傷めてしまったんです。数日間プチ筋肉痛みたいな感じでした。

首が痛くて練習にも行けないし、なにか上達のヒントがないかな~と思っていたら、ゴルフの動きに必要な可動域や柔軟性を計測し、分析できるecobogolf(エコボゴルフ)という新システムがあるという噂を嗅ぎ付けたS子。発案した株式会社execoの代表取締役・大和田聡さんの元を訪ね、お話を聞いてみました。

「レッスンプロは技術的な話をすると思うんですけど、僕らは体から変えていきます。まずは自分自身の体の状態を知ってもらった上で、トレーナーである僕たちが可動域や柔軟性を正常値に持っていくためのお手伝いをしていきます」

いいスウィングをしたいと練習場でボールをいくつ打っても、そもそも体的に出来ない可能性があるみたい。思い当たるフシがありますね……。では、早速S子の可動域や柔軟性のチェックをお願いします!

画像: 可動域や柔軟性を計測し、分析できるecobogolfを体験してきました! やることはマットの上でいくつかポーズをとるだけ。それで関節や骨の動きがわかるなんて凄いですね~

可動域や柔軟性を計測し、分析できるecobogolfを体験してきました! やることはマットの上でいくつかポーズをとるだけ。それで関節や骨の動きがわかるなんて凄いですね~

計測するために用意されていたのは、専用のカメラ1台と、モニターと計測する際の立ち位置を示すためのマット。マットの近くに行くだけで、カメラが反応して、関節や骨の位置が映し出されています。

「骨と関節の位置をカメラで、推定して赤外線をあてて、モニターに映し出します。それであとは体がどう動くかを見ていき、3Dで立体的に可視化していきます。まずはいくつかポーズをとってもらい、可動域や柔軟性を数値化します」

なるほど~!自分でもどこの筋肉が固くなっているのか、可動域が狭いのかを体感だけじゃなくて数字で見られるのは面白いですね!その数値が正常値に近づいてくると「再現性が高まり、飛距離アップも望める」みたいです!

画像: バックスウィングに近いポーズでは首が右に傾いています。これは棘下筋と三角筋が固くなってしまっていることが原因みたいです

バックスウィングに近いポーズでは首が右に傾いています。これは棘下筋と三角筋が固くなってしまっていることが原因みたいです

「S子さんは大胸筋の柔軟性はありますが、肩の裏側の筋肉の棘下筋と三角筋が固くなってしまっていますね。それによりバックスウィングと似た動作である左腕を右耳側に引っ張ってくるときに、左肩が上がって、あごにあたり、頭が右にズレているのがわかりますか? これはバックスウィングのときに首が動いてしまう原因のひとつなので、ストレッチで正常値にしていくことをお勧めします」

そうか~!筋肉が固くなって動かないから、それを補うように首が動いていたのに、無理に止めようとしたからS子は首が痛くなってしまったんですね~!てっきりスウィングが悪くて、痛くなってしまってたのかと思っていました。でもどうしたら正常値に近づけるのでしょうか?

画像: 改善するためのストレッチ方法を教えてもらいました! 上半身と下半身をねじるだけなので、寝る前とかに簡単にできそうですね

改善するためのストレッチ方法を教えてもらいました! 上半身と下半身をねじるだけなので、寝る前とかに簡単にできそうですね

「自宅で出来る簡単なストレッチがあります。仰向けになり、ひざを曲げます。その状態でひざを左に倒して、上半身は反対に、右腕で左腕を引っ張るようにしてみてください。もちろん、逆も行います。このように、上半身と下半身をねじるようにすると背中から肩の裏側までが伸びているのがわかりますよね? 筋肉を伸ばす動きだけで、肩の裏側の筋肉が正常値に近づいてきますよ」

実際にやってみると、肩甲骨周りがかなり伸びているのがわかって、ストレッチ後は体が少しスッキリしている感覚です。なんとなくバックスウィングのときに、肩が深く入るようになった気がしますね!

画像: 他にもゴルフスウィングで軸となるハムストリングスを伸ばすストレッチもするとよりスウィングの再現性を高まるらしいです

他にもゴルフスウィングで軸となるハムストリングスを伸ばすストレッチもするとよりスウィングの再現性を高まるらしいです

「S子さんの場合は、飛ばすときに重要となる股関節周りにある腸腰筋のストレッチも取り入れてあげるといいと思います。ここも柔軟性を高めていくと体の機能がアップして軸が安定すると思いますし、飛ばせるようになるはずですよ」

そういった大和田さんが勧めてくれたのは、サッカー選手がよくやっているというストレッチ。両足を前後に開き、前足の膝を曲げて、前に体重をかけていくだけのシンプルなストレッチで、後足の膝が床につかないようにすることがポイントらしいです。これ、結構キツイです……でも、飛距離アップのためなら多少のキツさは耐えられます!

画像: 股関節周りにある腸腰筋の柔軟性を高めるために必要なストレッチ! 腸腰筋が硬いS子には、結構キツかったですが上達したいので続けたいですね!

股関節周りにある腸腰筋の柔軟性を高めるために必要なストレッチ! 腸腰筋が硬いS子には、結構キツかったですが上達したいので続けたいですね!

この時点で、S子的にはかなり満足! ただみんなのゴルフダイジェストの読者は男性が多い。20代ゴルフ女子だと参考にならないかも? とゴルフ歴20年の50代・Aカメラマンにも“実験台”になってもらいました。すると、Aカメラマンは大胸筋が固くなっていたことが判明。これはバックスウィングしたときにトップの位置が低くなってしまう原因のひとつのようです。「どうりで飛ばないわけだな~」と納得のご様子です。

一般ゴルファーの傾向として多いのも、大胸筋が固くなってしまっているAカメラマン型。これもストレッチで大胸筋の柔軟性を高めるのがいいみたいです! 仰向けになったらひざを曲げ、右手と左手が重ねるように体全体を左に向けます。そこから、右手だけを戻して体の右側の床につけるというのがその方法。

画像: ストレッチを実践すると最初は右腕が床につかなかった(左)が、1分ほど柔軟していくと床につく(右)ほどまで変化が見られました!

ストレッチを実践すると最初は右腕が床につかなかった(左)が、1分ほど柔軟していくと床につく(右)ほどまで変化が見られました!

Aカメラマンは少し前から五十肩に悩んでいたそうで、最初は右腕が床にまったくつかなかったんです。ただ、写真を見てもらうとわかるように1分ほど肩を時計回りに廻旋させていくことで、床につくほどまで柔らかくなってきたんです。継続していく必要がありますが、ストレッチでパフォーマンスが上がるなら是非取り入れたいですよね。Aカメラマン、五十肩も改善したって帰り道に喜んでました(笑)。

いくらボールを打っても上達しないな~と感じているゴルファーは、練習よりも肩甲骨や股関節の可動域を広げることが上達の近道なのかもしれないですね。ecobogolf(エコボゴルフ)はまだ開発段階ではありますが、ほぼ完成に近づいているそう。

近い将来のゴルフ業界ではレッスンと同じくらいフィットネスが重要視されるようになっているかも……しれないですね。

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