イワイガワ・岩井ジョニ男、ずん・やすのゴルファープロフィール
【イワイガワ・岩井ジョニ男】
・ベストスコア:94
・過去一年間のアベレージスコア:105
・ドライバーの飛距離:200ヤード、スライス多め
・得意クラブ:7番アイアン、アプローチウェッジ
【ずん・やす】
・ベストスコア:86
・過去一年間のアベレージスコア:105
・ドライバーの飛距離:210ヤード、ストレート弾道
・得意クラブ:5番ユーティリティ
ゴルフに触れたきっかけは「関根勤さん」
岩井ジョニ男(以下ジョニ男):ゴルフをはじめたのは7、8年前くらい、やすさんはそれよりも前ですよね。2人ともきっかけは、同じ事務所の大先輩、関根勤さんからクラブをいただいたことです。
やす:そうそう。やっぱり関根さんですね。僕らにとってゴルフの第一人者です。若手はゴルフが大好きな関根さんからクラブをいただいて、練習場に連れていっていただいて。ゴルフってある程度のマナーがあるじゃないですか。練習場に3回くらい連れて行ってもらって、「大丈夫だ、もうコースに行ってもいいな」って段階になったらコースに連れていっていただいて。
ジョニ男:まさに門下生って感じですね。関根さんと練習場にご一緒するとき、毎回だいたいクラブを3セットくらい持ってきて「好きなの、合うやつ選んで」ってね。
やす:「これ、やすに合うと思うんだ」って言って、アイアンセットをいただいたりとかしますね。一番最初はニュースタインっていうアイアンのセットをいただいたんです。関根さんが横浜のほうに買いに行ったマニアックなアイアンなんですけど、それで「どうする? (ゴルフ)する?」って。やっぱり関根さんから声かけられるとうれしいんですよ、若手は。関根さんと一緒に過ごしたいっていうのもありますし、いざゴルフに触れてみたらやっぱり面白かった。
ジョニ男:浅井企画で僕らがよくゴルフをご一緒するのは、関根さん、オテンキの江波戸邦昌、あとは花香よしあきとか、あの辺のメンバーですよね。(ずんの)飯尾さんは最近忙しくていけてないんですけど。
やす:他の事務所の芸人さんだと、神奈月さんとか、原口あきまささん辺りともご一緒しますね。もちろんジョニ男さんとツーサムで回ったりもしますよ。
ジョニ男:関根さんつながりで言うと、麻里ちゃんの旦那さんのKくん(編注:韓国出身のJ-POPシンガーソングライター)も、関根さんの門下生ですね。
やす:こないだも、関根さんとKくんと、Kくんのお父さん、ジョニ男さんの4人でラウンドする予定が、関根さんが風邪を引いちゃって。
ジョニ男:そうそう。関根さんが「俺行けないから、ジョニ男行って」って。普通中止になるでしょ?(笑) KくんとKくんのお父さんと私の3人で回りました。いよいよよくわからないメンバーでしたけど、楽しかったですね~。
たとえ10打叩いても、良いショットが1個あれば楽しい
やす:関根さんって褒め上手なんですよ。「いいねやす、いいね~! センスあり助だな」って言ってくださるんですよ。そうするとホントですか~、なんていって段々ノッていくうちに、ちょっとずつゴルフにハマっていって。
ジョニ男:僕も同じようないきさつです。初めてラウンドしたのは、関根さんが座長を務める「カンコンキンシアター」の打ち上げコンペで、そのときのスコアは153くらいでしたね。でも153も叩いても、1球くらいは良い球があるんですよ。ソレで「ナイッショー!」なんて言われて。そのときの爽快感でハマっちゃったんですよ。
やす:ぼくは最初140とか136くらいだったかなあ。140は切っていたと思います。
ジョニ男:お~、すごい!
やす:たとえ10叩いたとしても、次でボギーとかパーを獲れたりするとやっぱりうれしいですね。18ホールの中で、1個でもパーが取れれば、また次頑張ろうってなります。良いプレーができたときは気持ち良いですし、やっぱりゴルフ場へ行ってティグラウンドに立ってフェアウェイを見たときの爽快感は日常にないですよね。
ジョニ男:そうそう、景色もいいですよね。プレーにだんだん余裕が出てくると、コースの素晴らしさがわかってくる。あとは、いろんなクラブを買ってコースで試してみる楽しさもありますね。ボールやウェアもそう。「今度あのコースでこのウェア着て、新しいドライバーを打ってみて……」みたいな。毎回違う楽しみがありますね。
やす:ジョニ男さん、ギア好きですよね。関根さんにゴルフに連れて行っていただくと、だいたい練習場でギアの話をずーっと関根さんとしてるよね。「こないだアレ出たんだ」って。
ジョニ男:もう大好き。雑誌もそうですし、テレビやYouTube、ああいうの全部見てるから。もう人生のほとんどをゴルフに捧げているんじゃないかってくらいね(笑)。自然の景観とか、ギアとかいろんな要素が複合されていって、ゴルフってより楽しくなるんです。今年はジャパンゴルフフェアが中止になっちゃって。それがもうショックでショックで……。
プロの試合を見てさらにゴルフにハマる
やす:僕がさらにもう一段階好きになったきっかけが、プロゴルフです。関根さんって男子も女子も(試合を)観るんですけど、とくに女子ゴルフについてよくお話されるんですよ。「上田桃子ちゃんがね~」なんて言って。やっぱり同じ話題で話したいんで、自分も女子ゴルフを見るようになったら、もうドハマり。今ではほとんど毎試合観てます。
ジョニ男:好きな選手とかいるんですか?
やす:畑岡奈紗ちゃんと小祝さくらちゃんですね~。国内ツアー、海外ツアー、どちらも観てます。選手たちのスウィングを見て、「リディア・コーはこういう打ち方してる、バンカーショット上手いな~」とか。で、それについて関根さんとしゃべって、より一層ゴルフにのめりこんでいくっていうね。関根さんの女子ゴルフ好きが自分にもうつって、自分もさらにゴルフが好きになりました。最近米女子ツアーの試合がいくつか延期になっちゃって寂しいんですよね。
ジョニ男:そういえば、いつも「奈紗ちゃんの店」に行きたいっていうんですよ、この人。
やす:茨城県笠岡市にある、アジサイっていう中華屋さんの五目ラーメンを、奈紗ちゃんは海外から帰ってきたら食べるらしいんですよ。
ジョニ男:じゃあ行ってみる? 取材が終わったあとで。
やす:お、行っちゃいましょう!
2人のベストスコアは?
ジョニ男:ちなみにベストスコアは94です。一応100切りしたことはあるんですよ、接待ゴルフで。大手企業の社長さんとのゴルフで、迷惑かけちゃいけないって集中していたらゾーンに入ったんですよ。とにかく長い番手を持たない“7番アイアン攻め”をやったんです(笑)。
やす:僕は86。2人も100切り経験はあるにはあるんですけど、なかなか安定しないんですよね。しかも86を出したの、ジョニ男さんと回ったときですよね?
ジョニ男:そうそう。僕が100切り選手権って番組に出るから、練習ラウンドに付き合ってもらったんです。
やす:そこで僕が86を出しちゃったんですよ。それでジョニ男さんが……102でしたっけ?(笑)
ジョニ男:101(笑)。この人、途中から無口になって、ゾーンに入っちゃって。一方僕はあちこち飛んじゃってるんですよ。で、やすさんは僕のプレーを待っている間に次のショット地点で風とか読んでて。一緒に回っているのに、まるでそれぞれ1人でラウンドしているみたいな感じですよね。だからプレーが終わったときのやすさんの感想も「さみしかった」ですよ(笑)。
やす:ほとんどツーオンなんですよ!
ジョニ男:もう浮かれて浮かれて。僕の隣でQPさん(ティーチングプロ関雅史氏の愛称)に電話しちゃって。
やす:ちょうどQPさんとクラブフィッターの鹿又芳典さんのゴルフ番組「ギア猿」で選んでもらったアイアンの初下ろしだったんですよ。それがバッチリ合いました。「アイアン変えたら86ですよ〜!」ってすぐ電話して、それをジョニ男さんが寂しそうに見てて。デリカシーなくてすいません。
ジョニ男:その後あった100切り選手権の本番でも結局100は切れず。こっちはテレビの撮影もあるのに……あんたの86欲しかったわ!
ろくに100も切れない男たちがこれだけ楽しく語れる、それがゴルフ
やす:……今ジョニ男さんを見てて、ゴルフのスゴいところをもうひとつ発見しました。僕もジョニ男さんもですけど、ろくに100も切れない男たちがこれだけ楽しく語れる。これがゴルフなんですよ!
ジョニ男:もちろん腕もまだまだで、そこに落とせる技術もないのに、「あそこに落として次は……」なんて考えるんですよ。で、ときどきはうまくいったりするんです。行きの車でやすさんと「今日何に気を付けてやります?」って示し合わせて、ラウンド帰りは反省会って感じですもんね。こういうのもまた楽しい。
やす:プロの方と一緒にラウンドしていただいたことがあるんですけど、ミスしたときに「あ~!」って同じような悔しがり方をするんですよね。100切ってる人も90切ってる人もパープレーで回る人も、みんな結局同じように楽しんで、悔しがる。そこに差はなくて、そこがやっぱりゴルフの良いところですよね。その証拠に、こうやって語るだけでも面白いですもん。
ジョニ男:今って、学生時代で言う「修学旅行の前夜」みたいな気分になることってなかなかないんですけど、ゴルフではなるんですよ。前日からクラブを磨いちゃったりね。
やす:みんなそうだと思うんですよ。楽しむ感覚は同じだから、実力が違くてもある意味平等っていうか、みんな楽しめますよね、ゴルフって。
協力/ヒルズゴルフアカデミー
※2月28日19時54分 文章を一部訂正いたしました