24時間ゴルフのことを考えている“ゴルフバカ”で、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオがレッスン記事で紹介されたドリルに挑戦! 今回は、パットの調子を整える「目的別スタート前のパタ練」を実践してみた。

漠然とカップインを狙うのではなく、目的を持って練習する

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。やっぱりスコアを作るのって最終的にパットなんだな~と思う今日この頃なわけです。だっていくらドライバーが飛んだって、アイアンが寄ったってパットが入らなければ意味がないじゃないですか。たった50センチでも外してしまえばそれも1打。パットが入っていれば大崩れもしにくいと思うんですよ。

でもね、パットって日によって調子がバラバラ。ラウンドしてみないと入るか入らないか分からないもの。せめてラウンド前の練習である程度調子を整えておきたいですよね。そこで、3/10号の週刊ゴルフダイジェストに「目的別スタート前のパタ練」という記事が載っていたので、少しでもパットが良くなるようにラウンド前に試してみました。

画像: 週刊ゴルフダイジェスト2020年3/10号掲載の特集記事「目的別スタート前のパタ練」を実践!

週刊ゴルフダイジェスト2020年3/10号掲載の特集記事「目的別スタート前のパタ練」を実践!

この記事には「ただ、打っているだけになっていませんか?」と書かれていました。これにはちょっとドキッとしましたね。たしかになんとなく適当な距離やラインでパット練習をしているだけで、なにかを考えながら打っているっていうことはないような気がします。それでは練習になってないのかもしれないですね。ということで、イチから朝のパタ練を学ばせてもらいます。

まずは打つ前に今日の体調を知る! なるほど、たしかに体調によってその日の体の動き方も変わってきますからね。具体的には右手、左手の片手打ちをやったり、右足、左足1本で立って打ってみたり、目をつぶって打ってみたりするのが良いらしいです。それでどこかグラグラしたり、違和感があればそこを意識して練習すると良いんだとか。

ボールを打つ前に大きく深呼吸して、しっかりと腹筋に力を溜めるというのも大事らしいです。大きな筋肉を使うことでストロークが安定しますからね。これはすぐにでもできそうなので毎回やると良いですね。ラウンド中に何回かやっても良いかも。

そしてボールを打つわけですが、まずはロングパット。グリーンの端から端まで打ってみる。これでグリーンの速さなどがだいたい分かります。ボールを下手投げで転がしてみるっていうのも良いらしいですよ。できれば上りと下りの両方をやっておくと良いんじゃないでしょうか。

画像: とりあえず端から端までくらいのロングパットをやってみる

とりあえず端から端までくらいのロングパットをやってみる

次に「寸止め練習」。これも距離感を出すための練習ですね。カップインしてしまうと強かったのか弱かったのかいまいち分からないけど、カップインの満足感で「良し!」ってことになっちゃうじゃないですか。なので、あえてカップにギリギリ届かないタッチで打ってみるんですな。この場合カップインしちゃったら駄目ってことです。これはですね、やってみたけど意外と難しい。やっぱりカップに入れに行っちゃうんですよね。

画像: 入れないでなるべく近くに止めるってのは難しいです

入れないでなるべく近くに止めるってのは難しいです

今回は分かりやすいようにティを刺していますが(コースの承認を頂いて撮影させてもらってます)、朝の練習グリーンは混んでいてこんなことできないですから、パターカバーなどを置いてそれに当たらないように練習すると良いと思います。あえて入れない練習ってのはなんだか効きそうな気がしますね。ただ周りの人からは「あいつショートばっかじゃん」と思われるかもしれませんが、気にしないようにしましょう(笑)

次は逆に強く打つ練習です。これはショートパットの練習なんですが、1メートル以内の短いパットをサクッと外すことあるじゃないですか。それって結果が気になってボールを目で追っちゃうことが大きな原因のひとつ。なので、逆にカップを見ちゃえってことで、視界にポワッと入るくらいでいいので、カップが見えている状態でカップの向こうの土手にぶつけるくらいの強さで打つ。

画像: カップ後ろの土手にドーンとぶつけるイメージ

カップ後ろの土手にドーンとぶつけるイメージ

この練習で体が動いたりボールを目で追ったりすることがなくなり、しっかりと打ち抜けるようになるんです。これもやってみましたが、たしかにショートパットをしっかり強めに打つ練習には良さそうです。ヘッドが出ていかない人にはオススメです。ただ、本番ではそこまで強気には打てないですけどね……。

そして最後に曲がるラインの練習。これはカップの真ん中から入れるのではなく、横からカップインさせる練習が良いらしいです。フックだったらカップの右側から入れるイメージですね。

画像: フックだとこんなラインでカップに入るイメージ

フックだとこんなラインでカップに入るイメージ

これもやってみましたが、すごく良いです。アマチュアってあまりカップのどこから入れるとかってイメージしないと思うのですが、この練習をすれば、ボールがどう転がってどこからカップインするのかってことがイメージできると思います。こういうのが本番に役立つ練習なんでしょうね。

ということで、朝のパタ練をいろいろとやってみましたが、やっぱり漠然とカップインだけを目指して打っててもまったく練習になっていないってことがよく分かりました。さっきも書きましたが、朝の練習グリーンは混んでいるのでカップを独占してしまうと他のプレーヤーの迷惑になっちゃうので、仮想のカップとかを置いて練習するのが良いと思います。ラウンド前のちょっとした練習でその日のパットが良くなるんであれば、これはやらない手はないですよね。みなさんもぜひ取り入れてみるといいと思います。

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