4年前リオ五輪で金メダルに輝いたジャスティン・ローズが現在の心境を語った。
最近不調も、冷静に延期を受け入れるジャスティン・ローズ
「自分にとって大会の延期はさほど大きな問題ではありません。たとえば陸上の選手にとっては調整が大変だと思うけれど、ゴルファーはいつだってスケジュールに合わせて調整することが可能ですからね」
「2021年のオリンピックは自分にとって最優先事項のひとつ。どんな犠牲を惜しまないつもりですよ」
過剰な反応を示すことなく淡々と現状を受け止めるのがローズの流儀。17歳でプロ入りし出場21試合連続予選落ちを喫したときも冷静だった。
プレーヤーズ選手権が中止されて以降は自宅のあるバハマに戻り自宅でトレーニングに励んでいるが、目下バハマはロックダウン中。そこで彼は人も羨む豪邸(自宅)のビリヤードルームでトリックショットに挑戦する動画などをSNSにアップしている。
かつての世界ランクナンバー1もここのところ上位争いがなく直近の4試合で予選落ちが3回とゴルフの調子は芳しくない。そこでシーズン中のオフシーズンともいうべきこの時期を「練習とトレーニングに当てて自分のゴルフを再構築したい」という。
「ここ1、2カ月どうゴルフと向き合うかが6カ月後、1年後の成果に繋がる。試合が再開するタイミングには好調な姿を見せられると思います」とあくまでも前向きだ。
普段なら忙しく家族と過ごす時間が限られているが、思いがけない休暇に娘や息子とゴルフに出かけリフレッシュする時間を楽しんでいるようだ。
もし今年オリンピックが開催されていれば満40歳の誕生日(7月30日)にゴルフ競技が開幕するところだった。
「1年延びればそれだけ“オリンピックチャンピオン”と呼ばれる期間が延びる。スタートの前にそう呼ばれるのはちょっといい気分なんです」
来年ローズの勇姿が霞ヶ関CCで見られるはずだ。