外出自粛がつづくなか、ゴルファーにとっては自宅練習する機会が増えている。そこで、米サイトで見つけた立てたティをパターで打ったボールで倒す、いわばパッティングとボウリングを合体させたようなユニークな練習法に、プロゴルファーが挑戦してみた。

名付けてゴルフボウリング

部屋でのパター練習は地味で根気がいるからひと工夫。米サイト「GOLF.com」で紹介された練習法はティをボウリングのピンに見立ててボウリングのルールで点数を競うという“ゴルフボウリング”とも呼ぶべきユニークなもの。これなら練習が単調にならず、楽しんでできそう! というわけで、プロゴルファー・中村修がやってみた。

準備するものはボールと同じ種類のティを10本だけ。ティをボウリングのピンに見立てて等間隔に立て、パターで転がしたボールで倒した本数で競うというシンプルなゲームだが、ボウリングのスコアシートに記入すれば本格的に楽しめる。

画像: ティを10本用意するだけで簡単にできる

ティを10本用意するだけで簡単にできる

「実際にやってみましたが、いろいろとコツがありました。まず、パターマットの上だとティを立てにくい(笑)。参考にした動画では床に直接立てていましたが、マットだと立てにくいからだと思います。ただ、床の上に直接立てるとボールが転がる音がけっこう大きくて、注意が必要です」(中村)

と、いきなり日米の住宅事情の違いによる障壁があることが判明。マンションなどにお住いのゴルファーは、まず近所迷惑にならないようご注意願いたい。

「立てる順番は奥の4本から手前に向かって立てると途中で倒したりせずに立てられました。次にティの間隔ですが、幅を広げ過ぎると倒れないし、狭すぎると倒れやすくなります。1.5センチ間隔くらいが妥当な感じです。そしてこれ、多くの場合ボウリングでいうスプリットになります。そのとき、ボールをどこに置いて、どう狙うかはかなりシビアで、集中力が養えそうです」(中村)

画像: 傾斜付きのマットは向きを反対にしてボーリングと同じルールで点数を競う

傾斜付きのマットは向きを反対にしてボーリングと同じルールで点数を競う

実際にネット上からボウリングのスコアカードをダウンロードし、ボウリングと同じルールでプレーした中村。気になるスコアは、スペアが3回、ストライクはゼロで「107」だった。

「私が試した1.5センチ間隔だと、真ん中に打つとスプリットになってしまい難しかったですね。ただ、ティの間隔次第で点数は大きく変わると思います」

中村は一人で試し「一人でやるのは寂しいですね(笑)」とのことだが、家族で競い合っても楽しそうだし、仲間とSNS上で競い合っても面白そう。お試しあれ。

画像: 浅井企画ゴルフ部発足! ずんのやす、ドライバーの飛距離が早速20Y伸びた!?【講師:小澤美奈瀬】 youtu.be

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