ステイホームでチャリティ活動
自身の友人でもある米女子プロのダニエル・カンが始めた「@challengeeachother」というチャリティー活動に参加したことをインスタグラム上に投稿したのは有村智恵。
内容はゴルフクラブでリフティングをしてボールをポケットに入れるというもの。その動画に「@challengeeachother」とタグ付けして投稿すると、新型コロナウイルスの影響を受けている人々への食の支援をする活動に自動的に寄付することができるようだ。
そのチャレンジの輪は瞬く間に広がっている。動画の中で“挑戦者”は次のチャレンジャーを複数人選び、チャレンジをつなげているのだ。たとえば有村は、次の挑戦者に宮里藍、成田美寿々、河本結、上原彩子、小平智、プロゴルファー以外ではタレントの武井壮を指名していた。
ちなみに4月8日の10時の時点では青木瀬令奈から指名された渋野日向子がチャレンジし、木下彩を次のチャレンジャーとして指名。三浦桃香から指名された川﨑志穂がチャレンジし、三ヶ島かな、高木萌衣、丹萌乃、立浦葉由乃を指名しているので、そちらをチェックしてみるのもいいかもしれない。
このチャレンジの面白いのは、プロたちが成功している動画だけでなく、失敗動画も投稿しているところだ。さすがはプロだけにリフティングはお手の物だが、ポケットに入れるとなるとなかなか難易度が高いようで、何度も挑戦する様子を投稿しているプロたちも多くいた。チャレンジしたうちの1人でもある青木瀬令奈はボールが顔面に当たってしまうというハプニングが発生した様子も投稿していた。
なかでも印象的だったのは初優勝が期待される松田鈴英。何度も挑戦するが、上手くポケットに入れられず、最終的には「これで成功ということでお願いします。」とコメントを残し、リフティングをして、浮いたボールを手で持って直接ポケットに入れるという松田らしい(?)荒技で次のチャレンジャーへとバトンタッチした。これには癒されたという松田ファンも多いのではないだろうか。
また永井花奈や原江里菜はパンツやパーカーのポケットに入れるチャレンジに成功したあとに、さらに難しい技を挑戦していた。動画を見る限りでは、パーカーやトレーナーのフードにボールを入れるという技のようだが、ボールが落ちてくる位置が読めずに頭に落ちてきてしまっている様子も投稿されていた。外出自粛が要請されるなか、女子プロたちのチャレンジする姿は、この息苦しい状況をひとときを忘れさせてくれるようだ。
新型コロナウイルスの影響により女子ツアーは未だ開幕できていないが、プロたちはゴルフファンに喜んでもらおうとチャリティ活動に参加したり、インスタグラムのライブ配信で大会コースの攻略法を解説したりと様々なことに積極的に取り組んでいる。一刻も早い終息を迎え、彼女たちの華々しいプレーを見れる日が1日でも早く来ることを、祈るばかりだ。