新型コロナウイルスの感染拡大により、3月中旬のプレーヤーズ選手権以降休止状態が続いているPGAツアーの“リスタート”日程が発表された。大幅にスケジュールが変更となる、その要点をまとめた。

リスタートのXデーは6月11日

3月中旬のプレーヤーズ選手権以降休止状態となっているPGAツアーの“リスタート”日程が発表された。リスタートは6月11日だ。5月21〜24日に開催予定だったチャールズシュワブチャレンジが日程を変更して行われる。

もともとその週にはRBCカナディアンオープンが開催されるはずだったが、その試合は中止が発表されている。そしてその翌週の6月18〜21日には4月16〜19日、つまり今週開催予定だったRBCヘリテージが日程を変更して開催される。

画像: 全米プロゴルフ選手権は8月に開催予定(2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

全米プロゴルフ選手権は8月に開催予定(2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

このように、中止の試合があり、それにより空いた日程を埋めるように日程を変更して開催する試合あり……と非常に複雑なスケジュールとなっている。ちなみに、再開からの4試合は一般公開せずに行う予定だが、新型コロナウイルス感染症の状況次第で、それ以降も含めて継続的な見直しを行っていくようだ。

そして、8月の終わりから9月の初めにかけてのスケジュールは文字通り異例中の異例だ。まず8月6日からは今シーズンの“メジャー初戦”となる全米プロが5月から移って開催される。本来であれば東京五輪の男子ゴルフ競技が行われるはずだった日程の翌週だ。

それに続いて、レギュラーシーズン最終戦のウィンダム選手権が1週間遅れで開催。その後プレーオフ2試合を消化し、9月3〜7日のプレーオフ最終戦・ツアー選手権で2019-2020シーズンは幕を閉じる。シーズン閉幕の翌週には早くも2020-2021シーズンの開幕戦セーフウェイオープンが予定通りに開幕。その翌週に、なんと全米オープンがある。会場も変更はなく、ニューヨーク州のウイングドフットだ。

そして、2020年11月12日からは、マスターズがオーガスタナショナルGCで幕をあける。日本でいえば、男子は三井住友VISA太平洋マスターズ、女子は伊藤園レディスの週。シーズン最終盤という時期だ。

もちろん、上記のスケジュールにしてもまだどうなるかは予断を許さないはずだが……選手や関係者、そしてギャラリーが入る試合であればギャラリーの安全が確保され、世界のトップ選手のプレーが見られる日が無事に迎えられることを祈りたい。

画像: タイガー・ウッズが女子大生ゴルファーに特別レッスン! その中身は!? youtu.be

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