「素晴らしい表紙イラストだ!」 (アダム)
「Thank you Golf Digest Japan.Great Cover Art!(ゴルフダイジェストさん、ありがとう。素晴らしい表紙イラストだよ!)」(アダム)
アダム・スコットのイラストが表紙を飾る月刊ゴルフダイジェスト2020年5月号の表紙画像とともに、自身のSNSでそうコメントを発信したのは、なんとアダムご本人。
アダムも絶賛する表紙イラストを描いたのは、月刊ゴルフダイジェストの表紙を1997年から長年手がけているスポーツイラストレーターの尾中哲夫氏だ。
「(自分のイラストを)インスタに上げてもらって、しかも“Great Cover Art”とも書いてもらって、素直にとてもうれしかったです。この絵は、ちょうど地元の山口で個展をやったとき、公開制作で描いたもの。制作過程を来場した方に見てもらいながら描いたんです。えらい評判よかったですよ」(尾中氏)
尾中氏はアダムをはじめとするトップ選手たちを幾度となく描き、月刊ゴルフダイジェストの表紙を飾ってきた。そして実は、アダムが尾中氏のイラストについて言及したのもこれが初めてではない。「原画を本人に手渡ししたことがあるんです」と尾中氏。
それはアダムが日本オープンに初出場した2014年。その年の10月号の表紙を飾ったのはやはりアダムのイラストだったわけだが、それが本人の目に留まり、いたく感激したようで「原画が欲しい」と編集部に連絡が入ったのだ。
「すごく喜んでくれて、その掲載誌にサインとともに“Amazing!”と書いてくれて。渡した原画は、グリーンジャケットの横に飾ると言ってくれました。とってもフレンドリーだし、まさにナイスガイでした」(尾中氏)
「以前はプレー中、つねにサングラスだったでしょ。サングラス姿の絵も何点か書きましたが、サングラスの奥にうっすら見える目と、サングラスに映る風景と、それを両方描くのが難しい。難しいんだけど、すごくやりがいがありましたね」と当時を振り返った尾中氏。
「最近は、サングラスしないので、えらいかわいらしい目してるんやなー、という印象です。その印象が強すぎて、目をパッチリ描きすぎたことがあって、編集部から描き替えを命じられたこともありました(笑)。僕が描く中でも、思い入れの強い選手の一人です」(尾中)
レッスンからギア情報まで、ゴルフにまつわる様々な情報をお届けしている月刊ゴルフダイジェスト。掲載内容ももちろんだが、表紙を飾るイラストにも要注目だ。手前味噌で恐縮ですが……。