M5、M6、SM7にストロークラボ……プロ仕様モデルも値下げされている
外出自粛要請に伴い、ゴルフ練習場もGW開けまで休業するところが増えてきた。不要不急の外出を控え、自宅で練習しているゴルファーも多いだろう。こんなときこそ、ネットショピングではないだろうか。運送会社さんの仕事を増やすのは忍びないが、ちょうど型落ちしたマークダウン品が出揃ってきていて、コスパのいいクラブが多い時期だ。
まず、おすすめなのが、値下げをスタートさせたばかりのキャロウェイ「エピックフラッシュ」シリーズだ。AIを活用して設計したフェースが昨年話題になったモデルで、女子プロの使用率が非常に高い。つかまりのいい「スター」、限定販売の「ノーマル」、そして上級者向けの「サブゼロ」と全て3万6000円税抜と大幅に安価になった。
キャロウェイは2月から、公式サイトで認定中古クラブの販売と下取りサービスをスタートさせている。新品が安くなった分、中古もお買い得になっているので、自分にハマるスペックがあれば、中古を選択する手もあるだろう。もちろん、既存の中古ショップでも新品の値段に連動して、安くなっているはずだ。
ハードヒッターにおすすめなのが、本間ゴルフ「TW747」シリーズだ。
昨年、ジャスティン・ローズと電撃的な契約を交わし、大いに期待感をそそられたシリーズだが、新モデルの「TR20」発売に伴いマークダウン。純正シャフトもカスタム品に負けないしっかり感があるモデルで、ドライバーは、スピンレスな強い弾道になりやすい。ヘッドスピードの速いゴルファーに応えてくれそうなこのモデルが、3万9,800円税抜。ショップによっては3万円を切るところもあり、かなりのお買い得感がある。
「TW747」シリーズでは、「TW747vx」アイアンも評価が高い。本間らしいオーソドックスな軟鉄鍛造アイアンながら、飛距離性能が高く、風にも強い。純正シャフトはカーボンもスチールもしっかりしていて、こちらもハードヒッター好みだ。残念ながら、市場に残っている在庫が少ないようで、あればこちらも掘り出し物と言えそうだ。本間は初中級者向けブランドの「ビジール」も安くなっているので、腕前に自信のないゴルファーはこちらを選択するといいだろう。
テーラーメイドの「M5」、「M6」シリーズやタイトリスト「ボーケイ SM7」、オデッセイ「ストロークラボ」や「EXO」など、ツアープロの使用で注目度が高かったモデルも軒並み値下げ。このあたりは、プロパー販売のときから性能への評判も非常によく、安心して購入できるマークダウン品の優等生だ。
本間以外の国内ブランドでは、スリクソン(=ダンロップ)の「Z785」、「Z585」が面白い。前者は契約外の池田勇太をはじめプロの使用者が多くツアーで結果を残している。「Z585」は全英オープンを制したシェーンローリー、日本オープンを制した稲森佑貴が使用。つかまりの非常に良いドライバーだ。どちらも2万円台半ばで購入できる場合も少なくない。
市場に数は少ないが、現在注目したいのは、在庫限りで販売されているピン「G400マックス」。慣性モーメントの大きさに定評があるピンのなかでも最高クラスに寛容性があるドライバーだ。“前作を上回らないと発売しない“というポリシーを掲げる同社だが、発売後2年が経過しても、いまだに後発モデルが発売されないほど、完成度が高い。3万2000円税抜と今ならコスパも良好だ。
筆者は、プロギアの「RS フォージド」アイアンを購入した。このアイアンは、マッスルバックのようなシャープな形状ながら、重心を深く、反発性能を高めたハイテクアイアンで、ノーマルロフトのアイアンを使っているけど、もう少し飛距離がほしいというゴルファーに合いそうだ。もともと定価が11万4千円と効果だったものが、6万円台で購入できるのでお得感がある。
アイアンのデビューは先になりそうだが、使うのが今から楽しみだ。今の時期、色々買ってみて近い将来の自粛明けに備えてみるのはどうだろうか。