2018年、ドラコン競技大会で女子の日本最高記録「365ヤード」を叩き出した飛ばし屋プロ・高島早百合。そんな高島に、飛距離アップのための「テークバックの始動」を教えてもらった。

「クラブヘッドの動きを意識してスウィングしている方が多いんです」(高島)

テークバックの始動をどこから動かせばいいのか、どこを意識してクラブを上げればいいのか。多くのアマチュアは「クラブヘッドの動きを意識してスウィングしてしまっています」と高島早百合は言う。

画像: 高島早百合プロに正しいテークバックのコツを教えてもらおう

高島早百合プロに正しいテークバックのコツを教えてもらおう

「みなさん、それぞれスウィングのイメージを頭の中に持っていると思うんですが、『クラブヘッドをここに上げて、こう動かす』という風にクラブヘッドの動きを主体にイメージしている方がかなり多いんですね。すると、テークバック時もクラブヘッドから動かそうとする=腕から動かしてしまいがちなんです」(高島、以下同)

画像: ヘッドの動きを中心にスウィングを考えると、体ではなく腕が先行してしまうと高島は言う

ヘッドの動きを中心にスウィングを考えると、体ではなく腕が先行してしまうと高島は言う

大切なのは、クラブヘッドではなく「胸や腰をどう動かすか」。とくに胸の動きが飛距離アップにも重要だという。

「腰はそもそもそんなに可動域が広くありませんから、右股関節を後ろ側へ引くように腰を回していくとある程度で回り切ってしまいます。そこから先は胸をしっかり回せるかが大事なポイントです。ヘッドを主体にスウィングを考えてしまうとテークバックで腕が先行してしまい、胸が回りにくくなってしまうんです」

腕から始動するとコッキングが早い段階で起こってしまい、右わきが締まりすぎてヘッドがインサイドに上がりすぎ、手打ちの原因となる(写真A左)。また、胸がしっかり回せていない状態で無理やりヘッドを高く上げようとすると、今度は過度にアウトサイドにクラブを上げることになってしまう(写真A右)。

画像: 写真A:腕・クラブが先行するテークバックだと、アーリーコッキングで右わきが締まりすぎてインサイドにクラブが上がりすぎたり(左)、クラブを高く上げようとして右わきが開きアウトサイドに上がりすぎてしまう(右)

写真A:腕・クラブが先行するテークバックだと、アーリーコッキングで右わきが締まりすぎてインサイドにクラブが上がりすぎたり(左)、クラブを高く上げようとして右わきが開きアウトサイドに上がりすぎてしまう(右)

「大切なのは腰を引く動きと同時に、しっかり体の右側(飛球線後方)を向くくらいまでしっかりと胸を回すこと。胸の回転に合わせてクラブが動くイメージです。胸を回し切ったら、そこからは腕を縦に上げていくだけ。これがシンプルなテークバックの方法です」

画像: 写真A:テークバックでは腰・胸から動かしていくのが正解。胸の正面にクラブヘッドがある状態をキープし、胸が飛球線後方を向く程度まで回り切ったら、あとはクラブを縦に上げていくだけ

写真A:テークバックでは腰・胸から動かしていくのが正解。胸の正面にクラブヘッドがある状態をキープし、胸が飛球線後方を向く程度まで回り切ったら、あとはクラブを縦に上げていくだけ

「腕からクラブを上げていた方は、普段のスウィングより外側に手を上げていると感じると思いますが、腰・胸を主体にテークバックする感覚をつかめれば、速い段階でコッキングすることなくすべてが同調していきますよ」と高島。

練習の際はしっかり胸から回せているか、胸が体の右側を向くまで回し切れているかをスマホで動画撮影しながらチェックしてみるといいだろう。

協力/アンフィニゴルフ

画像: MAX365ヤードの美人プロが教える!飛距離を伸ばすテークバックの始動とは【高島早百合プロ】 www.youtube.com

MAX365ヤードの美人プロが教える!飛距離を伸ばすテークバックの始動とは【高島早百合プロ】

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