ステイホームの今だからこそ、気を配りたいのがゴルフクラブの保管法。とくに劣化が早いグリップは、定期的なメンテナンスが長持ちの秘訣だというのは、業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。グリップを長持ちさせる簡単メンテナンス術を教えてもらおう。

練習すら行きづらい。そんなときにクラブはどうしてる?

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。ゴルフコースや練習場に中々行きにくい日々が続いておりますが、いかがお過ごしですか?

クラブを握るまでやや時間が空いてしまう場合、みなさんはキャディバッグをどちらに保管されているでしょうか。屋外の倉庫、玄関付近、車のトランクの中、多いのはこの辺ですかね?

ゴルフクラブにはかまってあげないと意外と早く劣化する部分があります。それはグリップです。グリップ、とくにゴム製のモデルの大敵は乾燥なので、外気に当たりやすい屋外の倉庫や玄関付近に置いておくと、次に使おうとしたときにカピカピになってしまっていたりします。

そういった状況を避けるため、たまにメンテナンスをしてあげましょう。お手入れ方法は簡単です。濡れ雑巾で軽くグリップを拭き、次に乾いた布で水気を軽く取ってあげるだけでOK。その後陰干ししてあげればバッチリですね。これだけでグリップの持ちがだいぶ違います。

画像: 乾燥を避けるため、グリップは定期的に濡れ雑巾で軽く拭いてあげよう。ただ握るだけでも、放置するより全然良い(撮影/大澤進二)

乾燥を避けるため、グリップは定期的に濡れ雑巾で軽く拭いてあげよう。ただ握るだけでも、放置するより全然良い(撮影/大澤進二)

保管場所も人間が生活しているエリアでできれば理想ですが、場所を取るので難しい場合は、たまに出して触ってあげるだけでも放置するより良いですよ。テレビを見ながらグリップを握っているだけでも手の水分が触れますからね。

使わずに保管していたクラブと定期的に練習してメンテをまったくしないクラブだったら、使わないクラブのほうがグリップは早く劣化してしまうんですよ。アイオノマー系のグリップは乾燥には比較的強いのですが、プラスティック部分とすれたりすると黒くなってしまうことがあります。これは水拭き程度じゃ取れないので厄介なのですが、100円ショップなどで売っているリムーバー(除光液)を使うと簡単に取れますよ。

キャディバッグの中を掃除するのもおすすめです。古いボールやタオルなどを入れたまま忘れていて、奥で熟成されているなんてことも多いです。クラブを入れる部分にも全部クラブを抜いたら、タオルが奥の方に押し込まれていたなんてことも。余分なものを出すと軽くなって持ち運びやすくなりますし、全体を軽く水拭きするだけでも結構きれいになりますよ。

画像: キャディバッグの中にタオルやボールが入れっぱなしになっていないかチェック。全体を軽く水拭きして汚れを取ってあげよう(撮影/今枝里美)

キャディバッグの中にタオルやボールが入れっぱなしになっていないかチェック。全体を軽く水拭きして汚れを取ってあげよう(撮影/今枝里美)

もうひとつやっておきたいのがヘッドカバーの掃除。材質が様々なので一概にやり方をご説明できませんが、革っぽい素材の物は軽く水拭きしてから水気を取り、干しておくだけで全然違います。キャラクターなどのぬいぐるみ系のヘッドカバーは軽く叩いて埃を飛ばしておきましょう。

こんな情勢ですから、今やれることを楽しく、そして大手を振ってプレーできるようになった時に気持ち良くできるよう準備をしておきましょう!

画像: ゼクシオ11、ゼクシオXの「ウェートプラステクノロジー」はマネできる? G410プラスで実際にやってみた~小倉勇人~ youtu.be

ゼクシオ11、ゼクシオXの「ウェートプラステクノロジー」はマネできる? G410プラスで実際にやってみた~小倉勇人~

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