欧州ツアーの公式ツイッターが、あるプレーヤーの驚異のショット動画を投稿。欧州ツアー10勝の名手、アレックス・ノレンがひざ立ち打ちで驚きの飛距離を叩き出した!?

動画はシンプルで、半ズボン姿のノレンがティーイングエリアで“ひざ立ち“してそのままティショットするというもの。驚くべきはその飛距離。脚の力がまったく使えない状態で、なんと257.3ヤード!

我々アマチュアゴルファーが両脚で踏ん張って力一杯スウィングしても飛ばせない距離を“ひざ立ちショット“で叩き出してしまうのだからやっぱりトッププロはすごい。

画像: The European Tour on Twitter twitter.com

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180センチ77キロと体格のいいノレンだが、なぜこれだけ飛ばせるのか? ひざ立ちショットを自身も得意とし、アマチュアへのレッスンにも取り入れているプロゴルファー・武市悦宏に解説してもらった。

「ノレンは腕っぷしが強く、筋力が凄く多いですね。正直、『ひざ打ち』はあまり上手くありませんが(笑)、それでも飛ばせるのは、両腕の落下速度を使い、切り返しのタイミングを早めることで捻転差をつくっているからです」

超・特殊技術に思えるひざ立ち打ちだが、武市いわく「要するに超つま先上がりからダフらずに打つってことだから、できないプロはいないと思います」という。

画像: 武市の代名詞でもあるひざ立ち打ちドリル。プロなら誰でも打てるというが……(撮影/姉崎正)

武市の代名詞でもあるひざ立ち打ちドリル。プロなら誰でも打てるというが……(撮影/姉崎正)

そして、実は意外やゴルフの基本が詰まっているのだとか。

「『体の正面で手を振る』ということが覚えられるし、振り遅れないことも覚えられます。よく、スウィングには上半身と下半身の捻転差が大事だと言われますが、ひざ立ちだと下半身が動かせないから、捻転差も勝手にできますから」

というわけで、みなさんも「ひざ立ち打ち」にトライしてみると、上達につながってしまうかもしれない。ただし、かなり特殊な打ち方なので、周囲の状況にはくれぐれもご注意を!

画像: ドライバーでターフを取るほどのダウンブロー!? 「オーイ! とんぼ」のスゴ技に美女プロ・小澤美奈瀬が挑戦! youtu.be

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