ランガーだ。さぁ、あなたはどっち?
ミケルソンは1週間コーヒーだけでダイエット
ミケルソンは大のコーヒー党として知られている。昨年思い切ったダイエットを敢行したときはコーヒーと水しか飲まない苛酷なファスティング(断食)に挑んでいる。
1週間固形物を一切摂らずに耐えられたのは好きなコーヒー(濃厚なエチオピアコーヒーにプロテインパウダーやアーモンドミルク、マヌカハニー、シナモンなどを加えた特製ドリンク)を欠かさずに済んだから。
「コーヒーを飲み続けてきたからこの10年病気ひとつしていない」と豪語するほどである。
コーヒーに含まれるカフェインには皮下脂肪燃焼作用や利尿作用がるあるためミケルソンのダイエットには有効だったようだ。しかし人によってはカフェインがプレーの妨げになることも。
ランガーは「試合の前に一切コーヒーは飲まないようにしている。昨年は飲んで酷い目にあったからね」。“酷い目にあった”とはどういうこと?
「ラスベガスの試合でラウンド中、雷雲が近づいて競技が中断したんだ。クラブハウスに引き上げた時点では少なくとも4、5時間プレーは再開できないだろうといわれたので、コースの隣のホテルに一旦戻った」
ラウンド中の寒さのせいか空腹を覚えたランガーはキャディとともにレストランでチーズケーキとコーヒーを注文。大好きなスイーツと一緒にポットのコーヒーをカップに注いでつかの間のコーヒーブレイクを堪能した。と、その直後だった。「雷雲が去ったので20分後にプレーを再開する」という連絡が入ったのは。
急いでコースに戻りスタンバイ。再開の合図に合わせ7番アイアンでグリーンを狙った。ところが「
コーヒーのカフェインと砂糖のせいか震えが止まらなくて…」と打球はグリーンを大きくオーバーし寄らず入らずのボギー。「次のホールもその次のホールもボギー。体がいうことを利かず落ち着くまで3ホールかかってしまった」
ランガーの体はカフェインに過剰に反応するタイプだったらしく以来彼は「試合前にコーヒーは絶対飲まない」と心に決めている。
スタートして「あれ? 今日はなんだかおかしいぞ」と感じたとき、もしかしてそれがカフェインのなせるワザなんてこともある……かも?