新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中断が長引いているPGAツアーだが、昨年の今ごろはシーズン真っ最中。そしてちょうど1年前の今日5月19日は……メジャー「全米プロ」最終日で、ブルックス・ケプカとダスティン・ジョンソンが死闘を繰り広げていた!

2位のDJに7打差をつけて最終日をスタートしたケプカだったが……

2019年5月19日はメジャー第2戦目「全米プロゴルフ選手権」の最終日。世界ランク3位でこの試合を迎えたブルックス・がケプカが12アンダーと、世界ランク1位だったダスティン・ジョンソン(DJ)と7打差をつけスタートを切っていた。

画像: 1年前の今日、全米プロゴルフ選手権の最終日。ブルックス・ケプカ(左)とダスティン・ジョンソン(右)が死闘を繰り広げていた

1年前の今日、全米プロゴルフ選手権の最終日。ブルックス・ケプカ(左)とダスティン・ジョンソン(右)が死闘を繰り広げていた

メジャー男と呼ばれるケプカの圧勝かと思われたが、DJの追い上げにより予想外の展開となる。前半スコアを伸ばせないケプカに対し、DJは3つ伸ばし、その差は4打差に。さらにバック9に入るとケプカが11番ホールからまさかの4連続ボギーを叩き、DJとの差は1打に。7打差大逆転という劇的な展開が現実味を帯びたことでギャラリーは大盛り上がりとなった。

画像: ダスティン・ジョンソンの追い上げにギャラリーは大盛り上がり(2019年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

ダスティン・ジョンソンの追い上げにギャラリーは大盛り上がり(2019年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

しかし、16番ホールでDJの打った球がグリーンを大きくグリーンオーバーしてしまい、ボギーとしたことで勝負が決まる。「なぜナイスショットがあんなことになったのか理解できないよ」とはDJの弁だが、この瞬間にDJのメジャー2勝目は手のひらをすり抜けていった。

ケプカは全米プロ連覇、そしてメジャー4勝目を達成。この勝利で、世界ランクも1位となり、敗れたDJは2位に後退した。世界ランクトップの一騎打ち、そして7打差大逆転の予感と、“アツい“メジャー最終日となった。

画像: 逃げ切り優勝を果たし、メジャー4勝目を掴んだブルックス・ケプカ(写真は2019年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

逃げ切り優勝を果たし、メジャー4勝目を掴んだブルックス・ケプカ(写真は2019年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

長引く新型コロナウイルスの影響で、トーナメントのない日々がむしろ日常となってしまった感すらあるが、PGAツアーは6月11日に再開を予定。5月に開催するはずだった全米プロは、8月6日、本来であれば東京五輪のゴルフ競技が開催されるはずだった週に開幕予定だ。

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