週刊ゴルフダイジェストで紹介されていた、朝イチのティショットを成功させるための3つの「魔法のウラ技」。24時間ゴルフのことを考えている“ゴルフバカ”で、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実践してみたところ……以外とアリだった!?

朝イチショットを成功させる秘訣

みなさんこんにちは、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕はもう30年近くゴルフをやっているので、さすがにティショットなんかで緊張しちゃうこともないのですが、さすがに朝イチショットだけはいまだに少しだけ不安になります。いきなりOBしたり林に打ち込んだりしたら、その日一日が不安だらけのラウンドになっちゃいますからね。

でも、心配だからと慎重に打とうとすればするほど曲がったりするのがゴルフなんですよ。朝イチショットをなんとか無難に乗り切る方法ってないのかな? と思っていたところ、週刊ゴルフダイジェスト5/26号に「朝イチショットが得意になる魔法のテクニック」という記事が載っていました。魔法のテクニック! なかなか魅力的な言葉です。これは試さないわけにはいかないですよね。

画像: 週刊ゴルフダイジェスト5/26号掲載の特集「朝イチショットが得意になる魔法のテクニック」。その中で紹介されていた「魔法のウラ技」を実践してみた

週刊ゴルフダイジェスト5/26号掲載の特集「朝イチショットが得意になる魔法のテクニック」。その中で紹介されていた「魔法のウラ技」を実践してみた

朝イチショットのミスの原因は、体が温まっていなくてギクシャクした動きになることや、ミスをしたくないあまりにリズムが速くなること。そして同伴者に見られているという緊張感です。

それらの原因を1つでも克服できればミスになる確率がかなり減るとのことですが、そのためにまず気をつけるのがアドレス。グリップを短く持ち、スタンスを狭くして、ボールに近づいて立つ。

そしてスウィングでは手先でテークバックせず右腰から始動して、ダウンでは脇を締め、右足はかかとを上げずベタ足のまま振り抜く。これで朝イチショットで起こりやすい体の突っ込みや、起き上がりが防げるようになります。

帽子のツバを右に向けるだけでナイスショット!?

これは今度のラウンドのときにちょっと試そうかな~なんて思いながら記事を読んでいると、そのページの隅っこの小さな記事に目が止まりました。そこには「魔法のウラ技」と書かれています。とても小さい記事なのですが「ウラ技」って響きがとても気になって、本編そっちのけでウラ技のほうをやってみることにしました!

ウラ技は3つあるんだけど、読んでみると「いやいや、そんなことでいいショット出ないでしょ」って感じの怪しいものばっか。でもそういうのが逆に試したくなるんですよね~。

まずはウラ技その1、「ボールを左前と右後ろのポケットに入れる」。なんのこっちゃと思うわけですが、ポケットにボールを入れることで違和感を感じて、下半身に意識が集中するのだとか。そのことで、朝イチショットでボールに当てに行くような体の右サイドが突っ込む動きになりにくくなる効果があるそうです。

画像: ウラ技その1は「左前のポケットと右後ろポケットにボールを入れておく」。下半身に意識が集中しやすく、体の右サイドが突っ込む動きが起きにくいのだという

ウラ技その1は「左前のポケットと右後ろポケットにボールを入れておく」。下半身に意識が集中しやすく、体の右サイドが突っ込む動きが起きにくいのだという

ホンマかいな~と思いながら試してみたのですが、これが意外に良い。僕が良いなと感じたのは左前のボールと右後ろのボールを結んだラインがターゲットに対してクローズになるため、そのラインを意識しながらスウィングすると下半身の開きが抑えられる点。記事に書いてあった内容とはちょっと違うかもしれませんが、これは僕的にはなかなか効果がありそう。

そしてウラ技その2、「帽子の先を右にズラす」。これまたなんじゃそれ? って感じですが、帽子を少し右に回してかぶってスウィングするだけ。右にズラした帽子のツバをインパクトでもその向きに保ったままにするイメージを持つことでショットの結果が気になって頭が早く上がり、体の開きも早くなってしまうのを防げるとのこと。そういえば肥後かおりプロが帽子を斜めにかぶってたようなイメージがあるな~とか思いながらやってみました。

画像: ウラ技その2は「帽子のツバを少し右に回してかぶる」。ツバの向きを保ったままインパクトすることで、頭も起き上がりや体の開きを防げるという

ウラ技その2は「帽子のツバを少し右に回してかぶる」。ツバの向きを保ったままインパクトすることで、頭も起き上がりや体の開きを防げるという

いや、これ僕はダメだわ。もうね頭に違和感を感じまくりで、まともにスウィングできない。スウィングに集中できないって感じですかね。そして頭を残そうとするあまり体が止まっちゃってチーピンみたいな球も出ちゃいました。さっきのボールをポケットに入れるウラ技が良かったから期待したんですが、これはダメでした。

画像: ツバの向きをインパクトまで変えないイメージで打つも、頭を残そうとするあまり体の動きが止まってしまった

ツバの向きをインパクトまで変えないイメージで打つも、頭を残そうとするあまり体の動きが止まってしまった

ツバの向きをインパクトまで変えないイメージで打つのですが、頭を残そうとするあまり体が止まってしまいました。

最後にウラ技その3、「ベルトのバックルをズラす」。これはベルトのバックルを右にズラして打つって方法なんですが、なんとこのウラ技、ツアープロもよくやってる方法なんだとか。これは期待できますね。

このウラ技も違和感を利用して下半身に意識を集中させるという効果と、バックルをそのままの位置に保つ意識で振ることで腰の開きを抑えるという効果があるそうです。

画像: ウラ技その3は「ベルトのバックルを右へズラす」。バックルをそのままの位置で保ちながらスウィングすると腰の開きが抑えられるという。普段とバックル位置が違うことで、下半身に意識が向きやすくする効果もある

ウラ技その3は「ベルトのバックルを右へズラす」。バックルをそのままの位置で保ちながらスウィングすると腰の開きが抑えられるという。普段とバックル位置が違うことで、下半身に意識が向きやすくする効果もある

やってみましたが、これはまあまあいい感じ。たしかにベルトのバックルを意識することで腰の開きは少し抑えられる感じがします。ただ、大きめのバックルだと存在を感じやすいでしょうが、バックルが小さいと違和感を感じにくいので効果が少ないかも。

3つのウラ技をやってみましたが、僕はウラ技その1のボールをポケットに入れる技が一番効果的でした。ウラ技の効果は人それぞれなので、みなさんも自分に合うものがあるか全部のウラ技を試してみると良いかもしれません。

こんなちょっとしたことで朝イチショットが楽になるなら、こんなにありがたいことはないしね。僕はポケットにボールを入れるウラ技で実際に捕まったいい球も打てましたから。これは朝イチだけじゃなく、体が開き気味でミスが出ているときには使えそうなので、ラウンド途中にもやってみようかな~なんて思っています。

画像: 筆者が一番効果を実感したのがウラ技その1「左前のポケットと右後ろポケットにボールを入れておく」。下半身が開きすぎて降り遅れ気味になっていたのが(左)、腰の開き過ぎが抑えられて捕まった球が打てたという(右)

筆者が一番効果を実感したのがウラ技その1「左前のポケットと右後ろポケットにボールを入れておく」。下半身が開きすぎて降り遅れ気味になっていたのが(左)、腰の開き過ぎが抑えられて捕まった球が打てたという(右)

しかしあまり多用すると、だんだん違和感を感じなくなるので効果が薄れてくるかもしれないですね。その場合はボールを2個ずつポケットに入れるとかすればいいのかもしれないけど、そのうちポケットがボールだらけになったりする可能性が(笑)。ウラ技の使いすぎには注意しないといけませんね~。

画像: バンカーショットの全てが分かる!サラサラバンカーからカチカチバンカー、目玉のバンカーまで、打ちかたイチから教えます! youtu.be

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