SIM MAXに待望の“Dタイプ”が加わった
5月22日に一部ストア限定で発売されるテーラーメイド「SIM MAX-D」。スライスを抑制するためにヒールにウェートを搭載して重心距離を短くしてつかまりを良くし、さらにフェース面のスウィートエリアを広げることで、ミスにも強くなっているというのがウリ文句だ。
大人気の「SIM MAX」のドロータイプ。テーラーメイドファンには待望のと言っていいだろう。実は、ここ数年のテーラーメイドのドライバーは、この“Dタイプ”が存在しながらも、日本では未発売だったからだ。
2017年モデルの「M2」には「M2 Dタイプ」、2018年モデルの「M4」には「M4 Dタイプ」、2019年モデルの「M6」には「M6 Dタイプ」と、それぞれシリーズのなかでもっともつかまりの良い“ドローバイアス”のモデルが存在した。
日本人ゴルファーはスライサーが多いとされ、発売を望む声も一部では聞かれたが、国内では未発売。Mシリーズのあとを受けて登場した2020年モデルの「SIM MAX」でもその流れは変わらないか……と思われていた矢先の発売で、Mシリーズ、そしてSIMシリーズでボールをつかまえ切れなかったゴルファーには待望の、と言えるだろう。
そのスペックを見てみると、ロフトは9度、10.5度、12度から選べる。ライ角は56度。ヘッド体積は460cc。長さは45.75インチ。テンセイブルーTM50シャフトのSフレックスの総重量は約298グラムで、シャフト重量は54グラム。トルクは4.4、バランスはD2/5とある。価格は7万3000円+税だ(フェアウェイウッドも#3、#5、#7とある)。価格以外はすべてSIM MAXと同じ(SIM MAXの価格は6万5700円〜)となっている。
シャフトも同じなので、より低ヘッドスピード向けとかそういったことではないようだ。あくまでもドローバイアスかつミスへの強さをより高めたことが、発表された情報からは伝わってくる。
SIMかSIM MAXかで悩んでいたゴルファーにとっては、また新たな選択肢が加わった格好のSIM MAX -Dのラインナップ追加。悩みは増えるが、それは嬉しい悩みと言えそうだ。