レッスン動画にラウンド動画、試打動画と、すっかり定着した感のあるゴルファー主宰のYouTubeチャンネル。そんななか、あるゴルフ系YouTuberがシャフトを作ったという情報を入手。それってどういうこと!?

作ったのは「やすゴルTV」の“やす”氏

去年の年末に開設したばかりの新しいYouTubeチャンネル「やすゴルTV」は、アマチュアゴルファーの“やす”こと中島康彦氏が自身のラウンドの模様や、ギアを試打する様子などを発信する人気チャンネル。

このやす氏が、YouTube発のシャフトの仕掛け人というわけだが、一体どういうきっかけでシャフトをつくることになったのか? まずはきっかけから聞かせてもらおう。

そんなやす氏は自身でゴルフギアブランド「RATEL(ラーテル)」を立ち上げ、アマチュアゴルファーのためのシャフトを製造。そのきっかけとなったのがYouTube企画で行ったシャフトフィッティングというが一体どういうことか?

「YouTubeの企画で、USTマミヤさんのシャフトを、可能な限り多くのスペックで試打したんです。そのときに、今までより落とした(軽くて柔らかい)スペックのシャフトで試打したときに、“しなり”がわかって、ヘッドの動きを感じやすく、結果も安定して距離が出るようになった。そのことで、ギアを活かすという意味が理解できたんです。それがきっかけです」(やす)

画像: “やす”こと中島康彦氏は自身でゴルフギアブランド「RATEL(ラーテル)」を立ち上げ、アマチュアゴルファーのためのシャフト「BATHEAT(バチート)」を開発した

“やす”こと中島康彦氏は自身でゴルフギアブランド「RATEL(ラーテル)」を立ち上げ、アマチュアゴルファーのためのシャフト「BATHEAT(バチート)」を開発した

60グラム台のXシャフトで270〜280ヤードを飛ばしていたというやす氏だが、ミスをすると一気に飛距離が落ち込むのに悩んでいた。それが、40グラム台のRといういつもよりはるかに軽くて柔らかいシャフトを使ったところ、安定して270ヤード飛ばせるようになったのだとか。ただ、それだけで開発に踏み切ったわけではない。

「YouTube上で、『しなりを使って振ったことはあるか』というアンケートをとったところ、『ない』という回答がほとんどでした。よくシャフトはしならせて使う、と聞きますが、様々なスペックのシャフトを打ち比べてみて市場にあるスペックはアマチュアにとってはオーバースペックなんだと気づいたんです。そこでアマチュアゴルファーがしならせられるシャフトを作ろうと思ったんです」(やす)

画像: 「BATHEAT(バチート)」は4種類展開。写真上からFeel So Good(フィールソーグッド)、That’s the Way(ザッツ ザ ウェイ)、GREED(グリード)、LIBIDO(リビドー)

「BATHEAT(バチート)」は4種類展開。写真上からFeel So Good(フィールソーグッド)、That’s the Way(ザッツ ザ ウェイ)、GREED(グリード)、LIBIDO(リビドー)

そして、開発のきっかけとなったUSTマミヤ協力の元、「BATHEAT(バチート)」というシャフトを4種類発売するに至ったのだそうだ。ちなみにバチートは、「バチッと叩いて欲しい」という思いと、「チート(裏技)」の意味が込められた造語とのこと。

このシャフト、には、SとかRといったフレックスの表記がされていない。その理由も聞いてみた。

「僕も含めてアマチュアゴルファーは『R』と書いてあるスペックのシャフトを嫌がると思うんです。ぼくも、シャフトフィッティングのときに(40グラム台のRシャフトがいい結果だったのは)驚きました。だからこそ、そんな固定概念をなくすためにフレックスの表記をなくしたんです」(中島)

こんな経緯で「YouTuberが作ったゴルフシャフト」は世に出ることとなった。やがてはゴルフギアの総合ブランドとして展開していきたいというやす氏。今後も注目だ。

youtu.be

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