レディースティからでもパーオンできない女子たちの100切りストーリー
こんにちは、新人記者S子です!
ゴルフを始めて最初に立てた目標が「100を切ること」だったアマチュアゴルファーは多いのではないでしょうか? S子も早く100を切りたくて、始めたころは仕事が終わってからほぼ毎日練習場へ通っていたのを覚えています。
S子の場合、きっかけは「ピッチングウェッジで転がすアプローチ」を覚えたこと。アプローチ=サンドウェッジでフワッと上げて寄せるもの、と勘違いしていて、よくトップしていたんです(笑)。レッスンに通っていたわけじゃないので、アプローチのやり方がよく分からなかったんですよね。
そんなときに上級者の方とラウンドする機会があり、スタート前にピッチングウェッジで転がすアプローチを教えてもらってから、劇的にスコアが変わったように思います。そのラウンドで110を切れて、何度かラウンドを繰り返していくうちについに100を切れたのは今でも忘れないです。
今回、平均スコア95前後のゴルフ女子10人に100切りのきっかけを聞いてみましたが、やはり一番多いのが「アプローチが上達した」という回答でした。
女子の場合だと、頑張ってもヘッドスピード38m/sくらいで、飛距離は160〜170くらい。レディースティからでも距離的にパーオンが難しい場合が多くて、だからこそ「アプローチが上達した」「3打目でグリーンに乗るようになった」といったように、”アプローチ”が100切りのきっかけだというゴルフ女子は多いんだと思います。
またアプローチ以外で多かったのは「ミスショットが減った」ということ。練習場で上手く打てるようになっても、ゴルフ場ではマットではなく芝の上にボールがあって、フラットなところもないため、最初はボールが前に進まないことも。
ダフって5ヤードしか転がらなくてもそれは1打となってしまい、それが続くとあっという間にダブルパー以上に……(泣)。そんなミスショットが減ったことで100切りをしたひとりのゴルフ女子はこんなことも話していました。
「スクールのラウンドレッスンでコーチに『距離を出せるクラブではなくて好きなクラブを使ってみましょう』と言われたんです。そこからはミスショットすることも減って、すぐに100切りできました」
彼女は距離を稼ぐために2打目で4番ウッドをよく持っていたようですが、ミスショットが多く、ベストスコアは108だったのだとか。コーチからのアドバイス通りに、距離が残っていても好きな(得意な)クラブを使うようにしてからというもの、2打目でのミス自体が大きく減って100切りすることができたそうです。なるほどな〜。
100切りを達成したゴルフ女子たちでも、ドライバーの飛距離はだいたい160~170ヤード。それでもレギュラーティからボギーペースでプレーすることもあるし、パーやバーディで上がるホールもあります。飛ばないからこそ、ミスを減らし、小技を磨いてスコアメークしているんですね……勉強になる。
以前「みんなのゴルフダイジェスト」上で“100切りのきっかけはなに?”というアンケートを実施したときは”ドライバーショットの安定”とOBが減ったことをきっかけと上げていたゴルファーが多かったんです。
みんなのゴルフダイジェスト読者は男性が多く、飛距離が出るためOBゾーンまでボールが届いてしまい、それによってスコアを崩している人が多いようでした。でも、ゴルフ女子の場合は飛距離が出ないからOB杭までボールが届かないんですね。男性と女性で、こうも悩みが違うのかー!
もちろん、使うティが違う場合も多いので一概にはいえないかもですが、ゴルフ女子の事例からは、100を切るのに飛ばしはあまり必要ないってことがわかる気もしてきます。100が切れないという男性ゴルファーは、ティショットでの番手選びで、OBまで届かないクラブを使うことを意識してみるといいのかもしれないですね! S子は飛ばないのでドライバーを振ります!