ショートパットを安定させるコツは「下半身を固定して上半身を動かす」
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。パットイズマネーなんて言葉があるくらいですから、ゴルフのスコアを作るのはパットなのです。しかしパットってなかなか入らない。3メートルなんてパットは入らなくても仕方ないと諦められるのですが、1メートル以下のパットだって入らない日はことごとく入らない。30センチを外すときだってあるしね。
せめてショートパットくらいはきっちりと入れないと本当にスコアはボロボロになるし、ゴルフやってても楽しくないんですよね。週刊ゴルフダイジェスト6/30号に掲載されている石井忍プロの連載「考えないショートゲーム」にショートパットを外さないための練習方法が書かれていたのでやってみることにしました!
石井忍プロによると、ショートパットを外してしまうのは「下半身が暴れているために打ち出しがバラついているから」とのこと。ショートパットを安定させるには「下半身を固定して上半身を動かす」ようにしないとダメらしい。
なるほどな~とは思うんだけど、自分はそんなに下半身が動いているとは思わないんですよ。でもね、そういうふうに思う人は上半身と下半身を分離させるのが苦手な人かもしれないんだって。どういうことかというと、下半身を止めて上半身だけを動かしたり、逆に上半身を止めて下半身だけを動かしたり、上半身と下半身を逆方向に動かしたりってことができないってことらしい。
分離させることができないと下半身がブレたり、上半身が突っ込んだりと、どっちかが暴走しちゃうらしい。たしかに僕はスウィングでも上半身と下半身が同時に動いちゃって上体が突っ込み気味になることが多い。分離ができるともしかしたらスウィングも下半身リードとかができるようになるのかも。
上半身と下半身を分離させるための練習にはゴムヒモを使います。ゴムヒモで軽く両足を縛り、そのゴムヒモをピーンと伸ばすように両ひざを外に向かって開いてアドレスするんです。そしてそのゴムヒモがゆるまないようにストロークをする。たったこれだけ。こんなことで「分離」ができるのか? と思いましたが、とりあえずやってみることに。
ひざのあたりを縛ったゴムヒモをピーンと伸ばすようにアドレスしてみたけど、これって予想以上に力が必要です。そしてその状態をキープしたままストロークするのですが、かなり下半身を意識して力を入れておかないと両ひざの間隔をキープするのが難しい。このまま連続で20球くらい打ったりしたら、生まれたての子鹿みたいに足がガクガクになっちゃいそう(笑)。
でもね、たしかにかなり下半身はどっしりとして、ストローク中にふらつくようなことはなさそう。これでしっかりと打てるようになると、上半身と下半身を分離させて動かす感覚が身につくらしい。
ゴムヒモをつけたまま何球か打ち、それからゴムヒモを外して、同じようにひざのあたりに力を入れて少し外に開くように意識してアドレスしてみました。う~ん、ゴムヒモがなくてもかなり下半身がどっしりとする感覚があります。そのまま下半身を固定して上半身でストロークをしてみると、体の軸がブレずにスムーズにストロークできました。
安定したストロークをするためにはこのくらい下半身を固定する意識が必要だったんですね。今までやってきたパッティングとはまったく感覚が違います。これが上半身と下半身が分離されているという状態なんですね。たしかにこのくらい下半身が動かなければ上半身が突っ込んだりすることはなさそうだし、ショートパットが入る確率も上がりそう。
この練習を続けてショートパットの入る確率が上がれば、3パットを心配せずにロングパットを打っていけるようになりますね。家でパット練習をしている人はこのゴムヒモ練習を取り入れてみると、かなり効果が出るような気がします。ぜひ試してみてください。