2019年1月1日より施行された新・ゴルフ規則をわかりやすく解説する書籍「GOLF DIGESTゴルフルール早わかり集2019-2020」より、球を探すときのルールをまとめてご紹介。しっかりおさらいしておこう。
Q:球を探すことができる時間は?
答え:球を探し始めてから3分以内。
解説:2018年まで5分だったが短縮された。球を探し始めてから3分以内に球を見つけることができなければ、紛失球です。
Q:紛失球となった場合どうすればいい?
答え:最後に球を打った場所に戻り1罰打でプレー
解説:1罰打を加え、最後にプレーしたところからプレーをします。たとえば、ティーショットが紛失球となった場合、3打目をティーイングエリアからプレーする。
Q:止まっている球が自分のものか 確認したいときは?
答え:球をマークして拾い上げる。 確認のため一部拭くこともできる。
解説:球をマークして拾い上げ、自分の球かどうかを確認することができます。この場合、自分の球であることを確認するために必要な程度で球を拭くことが可能。例えば、泥がついていて番号が見えない場合、その番号が見える程度に拭くことができます。
Q:球を探しているときに草や木を曲げても大丈夫?
答え:曲げても折っても罰はつかない。
解説:ゴルフの原則は「コースはあるがままにプレーする」。 プレーに影響する場所の草木を曲げたり、折ったりすることはできません。しかし、球を見つけるため、合理的で必要な行動をとっているときに草や木を曲げたり、その結果、草木を折ってしまっても罰はない。
Q:球を探しているときに 自分の球を動かしてしまったら?
答え:偶然に動かしても罰はなし。球は元の位置にリプレース
解説:球を探しているときに偶然に自分の球を動かしてしま っても、合理的行動をとっていたのであれば、罰はありません。動かした球は元の位置にリプレースする。 元あった位置が完璧に特定できない場合は、位置を推 定してリプレース。
Q:球を探す“3分”はどの時点からカウント?
答え:球のありかを探し始めたときから
解説:球を探し始めてから3分以内にその球を見つけられなければ、 紛失球となります。ただしプレーヤーには球の確認に必要な合理的時間が認められます。球が3分以内に見つかれば、その球の場所まで行き、球が自分のものかどうかを確認する時間は、 3分間とは別に認められるということです。