世界を獲った練習法:10ヤードアプローチ
僕が教えているドリルを中心に紹介したいと思います。
ほとんどが基礎練習ですが、教え子たちはそれを続けてプロになったり、海外メジャーで優勝したりしました。
ドライバー練習のほうが面白みはあるかもしれませんが、「プロでもやっている」と思って頑張ってみましょう!

10ヤードの看板をキャリーで狙う練習は、レッスンの実に9割を占める。打点が狂うミスは手を使っている可能性大。高さと距離が安定すれば◎。
スウィングでもっとも重要なのは“腹筋で振る”こと。つまり手を使わないということです。これはショットもアプローチも、基本的には同じです。
振り幅が小さいほど手を使いがちですが、それを抑制するため、あえて短い距離を打つ練習をします。まずはキャリーで10ヤード打つ練習から。“腹筋でクラブをリードする”というイメージを持ちましょう。
世界を獲った練習法:全ショットに役立つ片手打ち
10ヤードアプローチができたら、片手打ちの練習をしてみましょう。これも打つ距離は10ヤードです。
練習の狙いは通常の10ヤードアプローチと同じで、手を使わずに腹筋でクラブをリードすること。
でも両手を使うよりも難易度は高くなります。少しでも腕や手の力を使ってクラブを動かしてしまうと、芯に当てることができません。

人間の体のなかでも、手は特に器用な部分。だから自然と力が入り、道具を操ろうとしてしまう。それを我慢させるのが片手打ちドリルの狙いだ
両手のアプローチをずっとやっていてもいいのですが、子どもは飽きてしまうし、より難易度の高い課題をクリアできたほうが成長を実感できます。
ただし一度できたら次のステップに進むのではなく、毎回の練習で繰り返すことが重要です。
「打ち方は教えない。」(ゴルフダイジェスト社)より
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