「ウェッジリフティング、SNSなどでよく見たりしましたね。普通にリフティングを続けるぶんには、プロだったらみなさんできると思います。でも自分はそんなに得意じゃないんですよ。上手な方はすごいので」(藤田寛之、以下同)
ただリフティングするだけでは簡単ということで、リフティング中に打ち上げたボールをズボンのポケットに入れるチャレンジに挑戦してもらった。
まず1回目の挑戦。ボールの軌道はズボンの右ポケットへ吸い込まれていくが、「惜しい! ポケットが開かなかった!」と慣れない動作に戸惑う藤田。
2、3回目はポケットを開くことに気を囚われすぎてリフティングが続かず。「(リフティングは)心の乱れが出ますね」と藤田。
「もう一回やってみていいですか? 今度は左のポケットを狙ってやってみます」
続く4回目も失敗。5回目は成功! かと思いきや「ポケットを開いている左手でキャッチしちゃいました」と藤田。とはいえさすがプロ、リフティングはもともとバッチリ、ポケットを開くコツ(?)もあっさり見抜いて6回目の挑戦で見事成功した。
安定したウェッジリフティングを見せてくれた藤田プロにリフティングのコツを聞いてみよう。
「フェース面の管理っていうのかな、フェース面が真上を向き、地面と平行になっている状態で動かすことが大事です。少しでもフェースの向きがズレるとボールが散ってしまいますから。無理にボールを上げる必要はなくて、手首とヒジでヘッドを上下に動かしましょう。フライパンをひるがえすイメージですね」(藤田)
ウェッジリフティングをこなしていけばフェース面の管理が身につき、アプローチの上達にもつながるというのはよく言われること。みなさんもぜひチャレンジしてみてはいかがだろう。