ドライバーは「ZX5」と「ZX7」の2モデル
スリクソンのニューモデル「ZX」シリーズの概要が、イギリスの公式サイトで発表された。ドライバーは「ZX5」と「ZX7」の2モデル。ウッド類では「ZXフェアウェイウッド」、「ZXハイブリッド」(ウッド型UT)、アイアンには「ZX5」、「ZX7」、そして「ZX ユーティリティアイアン」(アイアン型UT)がラインナップ。
注目のドライバーには、ニューテクノロジー「リバウンドフレーム」を搭載。ボディに硬い層と軟らかい層を組み合わせることで、通常はロスしてしまうエネルギーも効率よくボールに伝えることができ、さらなる初速向上につながるという。
このリバウンドフレームはドライバー2モデルに限らず、「ZXフェアウェイウッド」、「ZXハイブリッド」にも搭載されている。
ドライバーをモデル別に見ていくと、ZX5はソール後方に着脱可能なウェートが1つ搭載されていて、MOI(慣性モーメント)が5000g・cm3以上と、寛容性の高さと高弾道でまっすぐ飛ばせるのが売りのモデルのようだ。
一方のZX7はソール後方トウ寄りとヒール寄りの2か所に着脱可能なウェートが搭載されていて、持ち球に合わせてカスタマイズできる幅が広いモデルとなっている。両モデルともネック調整機能が搭載され、ロフトは9.5度と10.5度から選ぶことができる。
アイアンは「ZX5」「ZX7」プラス「ZXユーティリティアイアン」
そしてアイアンは「ZX5」と「ZX7」、そしてアイアン型の「ZXユーティリティアイアン」がラインナップ。
ZX5、ZX7ともにキャビティ形状だが、ZX5には人工知能がデザインしたフェース「メインフレーム」が搭載。フェース背面の形状によって、反発係数を最大化し、さらなる飛距離と寛容性を高めたモデルとなっている。ロフトは7番の場合で31度だ。
対してZX7は適度な飛距離と操作性を重視し形状もコンパクトと、ツアーモデル寄りの性能。ロフトは7番の場合で32度。
ZXユーティリティアイアンは中空設計で、ZX5と同じく人工知能がデザインしたフェース、メインフレームを搭載。高密度のタングステンを配した低重心設計によって、高打ち出しを実現している。ロフトは4番で23度。
松山英樹は使うのか?
スリクソンの契約選手と言えばもちろん松山英樹。その松山がニューモデルを使用するかどうかも大きな注目ポイントの一つと言えるが、イギリス公式サイトには、顔がはっきりと映っていないものの、ウェアの雰囲気から松山英樹のように見える人物の写真が見られる。
スリクソンのドライバーは、昨年シェーン・ローリーがZ585を使用して全英オープンに勝ち、Z785は契約外の選手の使用も目立つなど、ツアーで人気。しかし、松山英樹は近年契約先のドライバーがなかなかフィットしないようで、使用していない。
新生「ZX」を松山が使用するのか? そこも注目を集めそうだ。