初戦は1打差3位タイと活躍も「予選はクリアしていけたらいいな」と自然体
アース・モンダミンカップでの優勝争い以降、どんな時間を過ごしていたのか。そう問いかけると、田中はこう答えてくれた。
「とにかく感覚をなくさないように練習やラウンド。(梅雨明け前は)雨が続いていたので、トレーニングや練習場で練習することも多かったです。あとは上田桃子さんたちとラウンドさせてもらったりもして、凄く勉強になりました」
そう、アース・モンダミンでの優勝争い以降、同じキャロウェイ契約プロ、地元も同じ熊本の先輩・上田桃子とラウンドする機会もあり「ひとつひとつのレベルが高かった」と刺激を受けたという。その成果もあって、「調子は変わらずキープ出来ているので悪くない」という一方、少し心配していることもあるという。
「暑さが心配です。去年は毎日外で練習、連戦というスケジュールでしたけど、今も外にいてラウンドはしているといっても連戦の体力とか、対策をしっかりして試合に臨みたいです」
ただ、もちろん戦いの場に立てることを田中は「試合が楽しみで仕方ない」と心待ちにしていた。初戦での好結果を受けての2戦目であることはもちろん「NEC軽井沢」は昨年練習ラウンドのみで本戦ではプレーできなかったこともあり、なおさら楽しみなのだとか。
「アースから少し空いての試合で、楽しみつつ、予選はクリアしていけたらいいなという気持ちで行こうと思ってます。ガチガチに意気込んで(優勝を)狙いにいくというよりも、練ランでコースをつかんでとにかく楽しんでプレーしたいです!」
ちなみにアース・モンダミンで彼女がしていた“お団子ヘア”は「可愛い」「似合う」と友人たちから好評だったそう。NECでもお団子でいくのかと思いきや、「初日は普通にキャップを被ります(笑)」という。
「(お団子ヘアは)ありがたいことに好評だったんですけど、すごく注目されて……恥ずかしかったから初日は普通で行こうと思います(笑)。でも予選通ったらやろうかな」
試合よりその後の記者会見のほうが緊張するという可愛らしい一面を持つ田中。試合中も笑顔で楽しみながら戦う彼女の姿にファンになったゴルファーは少なくないはず。今週も、田中瑞希に注目だ!