102ヤードをパターで打ってエース達成
ただでさえ滅多にお目にかかれないホールインワンを、なんとパターでのショットで達成するというミラクルが起きた。
舞台となったのは、「バンドンデューンズゴルフリゾート」のシープランチコース、崖沿いで海風が吹く16番ホールのパー3。このホールでエースを達成した女性、アリソン・ケーンケ(Allison Koehnke)さんは、カップまで102ヤードのフォワードティからこのホールをプレー。
102ヤードの距離でパターを選択したのは、その日彼女のキャディを務めたグラハム・バンクスさんのアドバイス。ショートアイアンのショットに不安があった彼女に対し、パターで打ってボールを地面にキープするという解決策を打ち出したのだという。
パターを持ち、まるでウェッジで打つように腰の高さまでバックスウィングを取って放たれた彼女の打球はフェアウェイの傾斜を転がり続け、グリーンに乗ると、なんと一緒にプレーしていた夫ドリューさんが先に打っていたボールに衝突。それによってボールの軌道が変わり、そのままカップへ吸い込まれた。
ボールの行方を見守っていたアリソンさんはカップに落ちる瞬間を目の当たりにすると、まるでサッカー選手のゴールパフォーマンスのように両ひざをついて人生初のエース達成の喜びを表現し、帯同者たちと分かち合った。
シープランチコースは2020年6月1日にオープンしたばかりで、ホールインワン達成者はアリソンで6人目だというが、パターでの達成者はもちろんアリソンさんのほかにはいない。
ちなみにアリソンさんの祖母も熱心なゴルファーで、人生で5度のエースを達成しているそう。そして孫は人生初のホールインワンをパターで達成……やはり血は争えない!?