フジクラが2019年に発売したスピーダーシリーズの短尺仕様モデル「スピーダーSLK 」に、新たなラインナップ「スピーダーSLK Type-D」が追加された。いったいどんな性能を持っているのか、詳しく紹介!

飛距離特化型短尺シャフト

2019年に発売された「スピーダーSLK」は、45.5〜45.75インチが現代の標準的なドライバー長さになる中、45インチと“ちょっと短め”にすることでミート率や直進性の向上を図りつつ、短尺化によって起きてしまう、シャフトが硬くなってしまったり振り心地が悪くなる、球が上がらなくなるなどのデメリットを解消。一般的な長さのドライバーと同様のクラブバランスに仕上げつつ、スピーダーらしい振り心地を実現したシャフト。

「(SLKのような)短尺シャフトは結構ニッチだと思って開発した」とフジクラのツアー担当飯田浩治氏は言うが、蓋を開けてみれば「(想定よりも)幅広いゴルファーに使っていただけた」という、ヒットアイテムとなった。

PGAツアーのトップ選手は44インチ台のドライバーを使うことも珍しくない。全長を短くしてミート率を確保し、曲がらないヘッドで思い切り叩くことで飛距離を稼ぐのはトレンドともいえるが、アマチュアにとってもシャフトが短い=芯に当てやすいことはメリットとなる。

そんな意外な(?)人気を受けて、SLKに新たなラインナップを投入された。その名も「スピーダーSLK Type-D」。モデル名のDはDistance(ディスタンス)の略で、その名の通り「さらに飛距離を欲張ったモデルです」と飯田氏。

画像: スピーダーSLK Type-D

スピーダーSLK Type-D

SLKは手元側にのみシャフトの変形を抑えるマルチフープフライ積層設計を採用し、先端部が走りやすい設計となっているが、SLK Type-Dはシャフト全体に同設計を採用することでよりしなやかなしなり戻りを実現。先端剛性を高めることでインパクトがさらに強くなり、飛距離性能と操作性を両立しているという。

「SLKはハイトルク設計で勝手にしなってつかまえてくれるシャフトでしたが、SLK Type-Dはロートルク設計でしなりをある程度コントロールして振るシャフトになっています。弾き感も強くしていますので、万人受けするのは前作のSLKだと思うのですが、シャフトのしなりを使って打てるような方はSLK Type-Dのほうが飛ぶようになっているのかなと思いますね」(飯田)

重量帯は40、50、60台の3種。1フレックスのみのラインナップで、硬さはSR相当とのことだ。発売日は2020年10月8日。価格は5万円(税別)となっている。

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